プロデビューを飾ったFC東京GK波多野豪

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[3.12 J3第1節 F東23 0-2 富山 夢の島]

 プロとして初めて立った公式戦のピッチ。FC東京U-23の一員として、J3リーグ開幕戦のスタメンに名を連ねたGK波多野豪は「責任感がすごい増した。ホームだったし、絶対に勝ってやろうという気持ちで入った」と闘志を燃やして試合を迎えた。

 前半3分にMF佐々木陽次に放たれたファーストシュートをきっちり正面で受けた波多野は、197センチの長身を生かしてハイボールでも強さを見せるなどゴールを守り抜こうとする。しかし、同39分にセットプレーからDF代健司にゴールを許すと、後半25分にはクロスの流れからMF衛藤裕に追加点を奪われてしまった。

 ともにヘディングから決められたゴールに、反省が口を突く。U-23チームは即席となるため、戦術を浸透させることは難しく、「ユースの選手は守り方にも慣れていない部分がある」。しかし、できることはあると強調する。「前日の練習や試合前にコミュニケーションを取って、詰めることはできる。もったいない失点だったので、これを減らしていかないといけない」と表情を引き締めた。

 今月7日と8日に行われたU-20日本代表候補合宿には招集されたものの、昨年10月のAFC U-19選手権のメンバー入りは逃していた。現在チームメイトとなるGK廣末陸は、同大会で出場機会を得てアジア王者に貢献していたこともあり、「正直、悔しい気持ちがありました」と当時を振り返る。

 しかし、今回行われた候補合宿には廣末に加え、GK小島亨介、GK若原智哉とAFC U-19選手権出場組は招集されず、波多野はGK辻周吾とともにメンバーに名を連ねた。「相当刺激を受けた」という活動中には、FC東京との練習試合も行われ、45分間の出場機会を得た波多野は3度のビッグセーブを披露してゴールを守り抜くなど、十分な存在感を示した。手応えを得たこともあり、U-20W杯出場への意欲はより強くなったようだ。

「日の丸を背負いたい気持ちは強い。W杯も近いので、そこを視野に入れながら、日々練習していきたい」。そして、メンバー入りするために、自分がやるべきことは分かっており、「チームで結果を残し続けて、代表に絡んでいきたい」と力強く語る。まず大事なのはチームでの結果――。U-20W杯出場という直近の目標を達成して日本のゴールを守る前に、まずはチームのゴールを守り抜く。

(取材・文 折戸岳彦)
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