中国人観光客による爆買いに、一時期の勢いはなくなった。それは中国国内でも日本製品を買える越境ECの普及や、留学生などの在日中国人による日本製品の代理購入サービス(代購)が増えていることも関係しているようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国人観光客による爆買いに、一時期の勢いはなくなった。それは中国国内でも日本製品を買える越境ECの普及や、留学生などの在日中国人による日本製品の代理購入サービス(代購)が増えていることも関係しているようだ。

 中国メディアの捜狐は9日、旅行のついでに「代購」することになったという中国人の手記を紹介した。SNSを通して注文をやり取りしながら友人のために化粧品や医薬品などを購入するうちに、「代理購入がどうやって稼いでいたのか」分かったという。

 筆者は、友人から頼まれた目薬の購入に関するSNSでのやり取りを紹介。1つ368円の目薬6個の注文を受けているが、中国では1つ55元(約900円)で売られているといい、代理購入サービスがいかに利益の出る商売であるかを感じ取ったようだ。

 筆者は結局、50人ほどの女性から化粧品などを買ってくるよう頼まれたということで、旅行の際に代理購入する際の5つの「心得」を伝授した。

 それは、「何年も連絡のない女性からでも連絡が来ること」、「スマホを駆使するのでバッテリー切れに注意すること」、「輸送を考えて小さなものに限定すること」、「店によって価格が違うので大きなドラッグストアなどの量販店で購入すること」、「そして貴重な旅行の時間と体力を買い物に費やすことになる覚悟」だ。確かに少しでも安い店を探して走り回り、客と連絡を取り合っていれば旅行に専念はできないだろう。

 記事の筆者のように、商売ではなく旅行のついでに知り合いのために日本で商品を買うのはともかく、留学生の身分でありながら日本で代理購入を商売とすることは違法(出入国管理法違反)で、きちんと所得税や消費税を納めなければ脱税となり、実際に逮捕者も出ている。それでも代理購入サービスが巨大ビジネスとして成立していることを考えると、それだけ日本の製品が今も変わらず人気が高いと言えるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)