【トルコ最新旅レポ】青い「邪視」で災いから身を守って良縁を引き寄せる

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トルコのいたるところで見かける、目玉のような、一度見るとかなりインパクトがあるお守り。これは「邪視」(ナザール・ボンジュウ)と、トルコでは言われています。

邪視(じゃし)は、世界じゅうに分布する民間伝承の1つで、悪意を持って相手を睨みつけることによってその対象者に呪いをかけてしまう魔力のことをさします。邪視のほか、邪眼(じゃがん)、魔眼(まがん)、evil eye(イーヴィルアイ)という言い方も。つまり、“厄除け”です。

トルコでは、この青いガラスの目玉は、観光スポットはもちろん、ホテルやレストラン、個人の住宅などどこでも目にします。自分の身を守るためのお守りなので、ずっと身につけている人も多いです。

しかも、この邪視は、災いから身を守ってくれるだけでなく、良縁をも引き寄せてくれるという言い伝えも。もし、邪視が割れてしまったら、不吉なのではなく、悪意や嫉妬などという“災い”から守ってくれたというわけです。

観光スポットのお土産屋さんで、邪視のキーホルダーやブレスレットなどが売っていて、手に入れることができます。さらに、トルコでは木々に邪視がたくさんぶら下がっている光景もけっこう目にします。これだけたくさんの邪視があると、パワースポットのよう。いくらでも災いから守ってくれそうな、とてもありがたい気がしました。

(Written by AS)