“磐田の川又堅碁”が移籍後初ゴール「決められなかったらメンバーを外れても…」

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「開幕2試合が不発過ぎて、決めんかったら、メンバーを外れてもいいかなというぐらいでやりましたけど、まあ入って良かったです」。

 まさに執念のゴールだった。後半開始直後、大井健太郎が大きく蹴り出したクリアボール1本から、川又堅碁のゴールが生まれた。相手センターバックを腕で押さえながら宙に浮いたボールをコントロールして左足でシュート。相手DFに当たってこぼれたボールを再び左足で押し込んだ。

「相手も後ろ向きだったので、チャンスかチャンスじゃないかって言ったら、チャンスじゃないと普通の人は思うと思うんです。でも僕自身、ああいうのをゴールに結び付けられたことは自信になりました」。

 今オフ、J2に降格した名古屋グランパスからジュビロ磐田に移籍した。何度か移籍を経験した川又だからこそ、移籍先での初ゴールの重圧を「真面目に考えんほうがいい時もある」と語る。「『取らなアカン、取らなアカン』という精神状態でサッカーをやるのはあまりよくない」。

 ただ、反省点も残った。「(川辺)駿には謝りましたけど、状況判断をね。駿が一回、抜け出した時にパスすべきでした」と川又が挙げたのが78分の場面。川辺がボールカットし、スペースへ出したボールに川又が反応する。川辺も川又の少し後ろから追走してきた。川辺にパスを出すかと思いきや、川又の判断は自らのシュートだった。

「シュートを打つことは悪くはないんやけど、その状況判断でゴールが入るか、入らないかの確立は絶対に上がってくるので、そこは次に向けての課題ですね」。

 磐田の一員になって、3試合目での得点。美しいゴールではなかったが、これこそ“磐田の川又堅碁”と言える移籍後初ゴールだった。