新生活スタートに合わせてダイエットをしたい! と思っている女性も多いはず。しかしその道は険しく、なかなかうまくいかないものです。品川美容外科が10代から50代の女性を対象に行なった「ダイエットに関する意識調査」によると、ダイエットに失敗したことがある女性は62%。成功している人(38%)よりもずっと多いそうです。

また悲しいことに、年齢を重ねるごとに痩せにくくなっていることを実感している女性は72%にものぼっています。厚生労働省による「日本人の食事摂取基準」(2015年)※によると、女性の15歳から17歳の基礎代謝標準値は、1kgあたり25.3カロリー。それが18歳から29歳になると22.1カロリーと激減! さらに30歳から49歳になると21.7カロリーに減ってしまうそう。年齢とともに基礎代謝力が落ちるのは、もはや仕方がないことです。

※出典 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2015年)P66

女性がダイエットで気にするのはカロリーよりも糖質!

「サプリメント」「エステ」「ファスティング」も根強い人気があるようです。

とはいえ「仕方がないこと」とあきらめて安閑としていれば、デブの道へ一直線!ということで皆さんダイエットに励むわけですが、品川美容外科の調査によると女性が一番試した経験があるのは「糖質など特定のものを減らす食事制限」で32.2%。いわゆる「糖質制限ダイエット」だそうです。一方「カロリーを減らす食事制限」は15.6%ということなので、女性が食事制限で気にするのはカロリーよりも糖質という人のほうがずっと多いことが分かります。今やコンビニの商品や外食チェーンのメニューのほとんどがカロリー表示されていますが、今後はそれと一緒に「糖質多め」「低糖質」という表示があると、女性に喜ばれるかもしれませんね。

効果がでないと頑張れない……ダイエットはいばらの道!

しかしダイエットに失敗した女性は62%という現実。なぜ失敗してしまうのでしょうか? 

「運動が辛すぎた」という人は13%。つらくてもすぐに効果がでなければ、めげてしまう気持ちはわかります。

調査の結果、一番多い理由は「食事制限が続かなかった」(37%)だといいます。糖質制限は肉や魚が自由に食べられることで人気ですが、やはり糖質が多いとされる炭水化物やスイーツの誘惑に打ち勝つのは大変です。さらにせっかく苦労しても、28%の人が「すぐに結果が出ず諦めた」という結果に。やはり人間すぐに目に見えた結果が出ないと頑張れません。また「体調を崩した」という人も9%いますが、確かに健康に影響があるなら中止したほうがいいでしょう。ダイエットはやはり女性にとって永遠の難問といえます。

お腹ぽっちゃり体型にとっては“ウエストイン”の流行が憎い!

「お尻」「二の腕」「背中」「フェイスライン」もけっこうな割合。もはや体の全部が気になる勢い?

ちなみに女性が体型で一番気になる部位を調査すると1位は「お腹・ウエスト」(31.7%)。2位の「太もも・足」(20.6%)から11.1%の大差をつけています。そういえば、最近のファッションはトップスを“ウエストイン”が流行していますが、これってお腹ぽっちゃり体型さんにはツライのも事実。さらにお腹周りがすっぽり隠れる「チュニック」もあまり見かけなくなりました。そう考えるとお腹まわりのダイエットに関心が集まるのは自然の流れかもしれませんね。

ダイエッターの皆さん、体調を壊さない程度に頑張りましょう……。

こんなお腹でウエストインはちょっと厳しい!?

【参考】調査主体:品川美容外科 
調査期間:2017年2月27日
調査対象:10〜50代女性
有効回答数:330人