※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
【チーム採点・寸評】
FC東京 4.5
篠田監督が「ミスが目立った」と評するように、G大阪のプレスの前に攻撃の形を作れず。開幕2試合を無失点に抑えた守備も、浮足立ってイージーな失点を重ねた。
 
【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 5.5
5分の長沢のヘッドに鋭く反応してピンチを防ぐも、アデミウソンの一撃で今季初失点。その後の失点もDF陣のミスが大きく、個人のパフォーマンスはそこまで悪くなかった。
 
DF
2 室屋 成 5.5
藤春との“リオ五輪戦士”対決は見応えあり。徳永投入後はサイドハーフに上がり、PKを獲得したが、3失点の完敗では及第点は与えられない。
 
3 森重真人 5.5
大きなミスをしたわけではないが、チームの苦境を救う好プレーもなし。試合後には「この敗戦に驚いてはいけない」と唇を噛んだ。
 
5 丸山祐市 4
カウンターを狙うアデミウソンに対し、安易に足を出してかわされて先制点を献上。慎重に対応していれば防げた失点だけに、悔やまれるプレーだ。
 
6 太田宏介 4.5
丸山の競ったボールが足に当たり、相手のチャンスボールに。「不運」のひと言では片づけられない隙を見せており、ゴールネットを揺らされるのを見届けるしかなかった。
 
MF
8 郄萩洋二郎 5
浮き球やスルーパスなどアイデアを見せるも味方との息が合わず、ゲームメイクに苦心。後半は運動量が落ち、攻撃のタクトを振るえなかった。
 
15 永井謙佑 5.5(65分OUT)
スピードに乗ってサイドを突破する場面は何度かあったが、決定打には至らず。河野の交代で右サイドに回った後は見せ場を作れなかった。
 
17 河野広貴 5(35分OUT)
今野や藤春の迫力ある寄せに押し戻され、効果的な崩しを見せられず。足首を痛めるアクシデントで前半のうちにピッチを後にした。
 
37 橋本拳人 5.5
中盤でボールを刈り、自ら持ち上がって攻撃のスイッチを入れようとチャレンジ。前半終了間際には強烈な左足のミドルを放つなど奮闘したが、85分に悔しいオウンゴールを献上した。
 
38 東 慶悟 5(59分OUT)
守備に追われる時間が長く、スタミナを消耗。大久保にボールを供給するシーンもほとんどなく、トップ下としての役割を果たせなかった。
13 大久保嘉人 4
前線までボールが来ない展開に焦れて、中盤まで下りる形が続出。PK失敗で今季初ゴールを逃すなど、「我慢の時」に直面している。
 
交代出場
MF
23 中島翔哉 5.5(35分IN)
ドリブル突破やミドルシュートでリズムを変えようとする心意気は買うが、少々ガムシャラすぎる感も。大久保を生かす形も選択肢に入れたい。
 
DF
22 徳永悠平 5.5(59分IN)
室屋に代わって右SBに入るも、藤春と今野のアタックにサイドの主導権を献上。このベテランをもってしても、悪い流れを止めることはできなかった。
 
FW
20 前田遼一 5.5(65分IN)
大久保と2トップを形成するも、シュートチャンスは訪れず。ファーストDFとしてボールホルダーにプレッシャーをかけるにとどまった。
 
監督
篠田善之 5
河野の負傷で前半のうちに交代カードを使うアクシデント。その後も効果的な攻め手を見出すことができず、今季初黒星を喫した。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。