京都・高山寺に伝わる国宝の絵巻物「鳥獣戯画(鳥獣人物戯画)」は、擬人化されたカエルや猿などの生き物がいきいきとした様子で描かれた作品です。愛くるしい動物たちの様子に心奪われる人も多いと思われる鳥獣戯画を、スマートフォンの画面でオリジナルの作品にすることができるアプリが「鳥獣戯画制作キット」です。

鳥獣戯画制作キット - Google Play の Android アプリ

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.warren.games.Bird_and_Animal&hl=ja

鳥獣戯画制作キットを App Store で

https://itunes.apple.com/jp/app/%E9%B3%A5%E7%8D%A3%E6%88%AF%E7%94%BB%E5%88%B6%E4%BD%9C%E3%82%AD%E3%83%83%E3%83%88/id1023377260

このアプリは2015年にリリースされて人気を得ていたもの。自分で動物や植物、さらには文字などのパーツを自由に組み合わせて一つの作品にすることができます。



「鳥獣戯画制作キット」はiOS版とAndroid版がリリースされており、今回はAndroidスマートフォンにインストールしてみました。Google Playのページを開いて「インストール」をタップ。



アクセス認証の画面を確認して「同意する」をタップすると、アプリのインストールが始まります。



ホーム画面に追加されたアイコンをタップして起動。アイコンのデザインからして鳥獣戯画になっています。



「START」をタップするとアプリを使えるようになります。



起動直後の画面はこんな感じ。和紙のようなテクスチャの背景に、「蛙猿兎群他時」という文字とカメラアイコンが表示されています。



これらのアイコンは、パーツをカテゴリごとにまとめているもの。「蛙」をタップすると、カエルばかり14個のパーツが表示されました。



「猿」は8個のサル。



「兎」は多めで24個。



「群」は、複数の動物が集合しているパーツが並んでいます。



「他」は木や草、表具、落款印などのパーツが含まれていました。



「字」は読んで字のごとく文字が並んでいます。用意されているのは、ひらがな+濁点+半濁点の48文字と……



アルファベットなど29文字。大文字のみで、小文字は含まれていません。



実際にパーツを置いてみると、初期状態だとこのぐらいの大きさ。



パーツをタップすると画面上部に「縮小」「拡大」「左右反転」「削除」のボタンが表示されるので、これらを使って好みの大きさや向きに調整すればOKというわけです。



ということで、いろいろと並べて文字も入れてみた様子。実際に置いてレイアウトしてみると、微妙な空間の置き方で雰囲気がいろいろ変化することが実感できて、これはかなりの時間泥棒になると確信。レイアウトが終わったら、画面右下のカメラアイコンをタップすると……



スマートフォンの写真フォルダに画像が保存されました。



実際にいろいろ触ってみると、先述のようにこのアプリは実に時間泥棒であることが感じられます。大きさをワンサイズ変更したり、隣のパーツとの位置関係を変えるだけで表情がめまぐるしく変わり、「わびさび」のような風情すら漂ってくるところに驚き。一方、指の操作に対する反応が鈍かったり、意図しないパーツの大きさが変わってしまうなど、UIの面では改善点があるように感じたのも事実。ただし、iPhoneで同じアプリを使ってみるとその問題はほぼ発生しなかったので、端末によって違いが生じているのかもしれません。ちなみに、今回使った端末はGalaxy S6 Edgeです。

とはいえ、誰でもいきなり完成度の高い鳥獣戯画をデザインしてしまえるというのは、実に楽しめるひとときでした。

なお、このアプリはPC向けに提供されていた「鳥獣戯画制作キット」とほぼ同じ使い方ができるもの。PCでいろいろな鳥獣戯画を作成した職人の作品を以下のリンク先で参考にしながらオリジナル作品を作るのも楽しげです。

鳥獣戯画制作キットで好き放題してるTL - Togetterまとめ

https://togetter.com/li/840469