得点後、ジュビロ磐田サポーターの元に走ったFW川又堅碁

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[3.11 J1第3節 大宮1-2磐田 NACK]

 “産みの苦しみ”を乗り越えた。ジュビロ磐田新加入のFW川又堅碁がMF中村俊輔に続き、待望の移籍後初ゴールを決めた。3試合連続となる1トップでの先発出場。前半は沈黙だったが、後半3本のシュートで大宮ゴールを強襲し、迫力あふれるプレーで相手の脅威となった。

 自責の念に駆られていた。開幕節のC大阪戦(0-0)は不発。前節の仙台戦(0-1)では決定機を逸して2試合連続ノーゴールに終わった。「開幕2試合が不発すぎて、今日(ゴールを)決めんかったらもうメンバー外れてもいいかなと思ったくらいだった。入ってよかったっすね」。

 鬼気迫るものがあった。後半2分、自陣からの大きなクリアボールに猛然と走り込むと、DF菊地光将に粘り強くプレスをかけた。その迫力が勝ちでボールを拾うと、鋭い切り返しで菊地とDF河本裕之の2人をかわし、PA内でGK加藤順大との1対1から冷静に左足でゴールネットを揺らした。

「相手も後ろ向きだったのでチャンスだった。普通の人はあんまりチャンスじゃないと思うかもしれないけど、ああいうのをゴールに結びつけれたのは自分としては自信になりましたね」

 新チームへの移籍後、初ゴールが生まれるまでは苦しみが付きまとうもの。ストライカーとしての苦悩と向き合い、「真面目に考えんほうがいい時もあると俺は感じた。『取らないかん、取らないかん』っていう精神状態だと、あんまりよくない」と振り返った。キャリアハイは13年の23得点だ。待望の初ゴールを皮切りに、磐田でも得点を量産していく。

(取材・文 佐藤亜希子)
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