韓国日報はこのほど、なぜか男性が居住している例が少なくない韓国の女性専用物件の現状について伝えた。写真はソウルの地下鉄駅。

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韓国日報はこのほど、なぜか男性が居住している例が少なくない韓国の女性専用物件の現状について伝えた。

ソウル市内の女性専用マンションに住む女子大生のイさん(23)は、昨年末以降、なぜかマンション内で男性を見掛けるようになり、大家に抗議した。すると「地方から上京してきたおいに部屋を貸した。家族だから心配は要らない」との返事が返ってきたという。ソウルの別のワンルームマンションに住む社会人のパクさん(33)も、女性専用フロアのシャワーやランドリーなどの共用スペースに男性がいて不便を感じたと訴える。男性に事情を聞くと「男性専用フロアが満室のため、部屋が空くまで(大家の意向で)女性専用フロアに住むことになった。不便なのはお互いさま」との返事だ。

女性専用の物件は安全で清潔という点が売りで、他に比べて家賃も2〜3万ウォン(約2000〜3000円)ほど高い。しかし実際は、こうして大家が入居者の同意や告知なしに男性の入居者を受け入れていることが多く、契約書に「女性専用」と書かず男性の入居者がいても契約満了日まで部屋を空けない例も相次いでいるという。

ずさんな管理実態も問題になっている。 2015年には、数年間にわたってソウル・江南(カンナム)一帯の女性専用マンションを回っては女性の横で自慰行為をしたとして20代の男性が拘束、深夜にロックが解除されていた女性専用マンションに侵入した性的暴行犯も逮捕された。

不動産取引の専門家である公認仲介士のイ・ソンギュさん(56)は、「大家が女性専用であることを強調している場合は、できれば契約書に『男性の入居や出入りを許可しない』という内容を入れること。そして建物内のセキュリティーが万全か詳しく確認した後に契約した方がよい」とアドバイスしている。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「家族ということが安全の理由になるの?」「女も男もお互いに不便。これは大家がおかしい」「契約詐欺で罰金を取るべき」と大家に対するコメントや、「女性専用物件は他に比べて高いのに、そこにあえて住む男がいるなんて、他の目的があると思う」「同じ男として恥ずかしい。自分だったら女性専用マンションになんてとても入れない」と女性専用マンションに住む男性へのコメントなど、非難のコメントが多く寄せられている。

一方で、「女性専用物件が増えたら男性が住める部屋が少なくなって価格も上がるだろう。そしたら政府は補助金出してくれるのかな?」「女性専用ワンルームに女性専用カラオケ、女性専用休憩室、女性専用地下鉄車両、女性専用駐車場、女子大学、女性専用海水浴場…なのに男性専用は軍隊だけ!」と男性の悲しみをつづったコメントもあった。(翻訳・編集/松村)