[3.11 J2第3節 東京V4-0水戸 味スタ]

 東京ヴェルディは11日に行われたJ2の第3節で水戸ホーリーホックに4-0で快勝。昨季は連勝がなかったため、2015年8月8日の横浜FC戦(6-1)で5連勝を達成したとき以来、実に1年7か月ぶりの“連勝”を記録した。昨季は連勝がないまま18位でフィニッシュしていたが、今季は3戦目にして早くも連勝。選手たちは「早めに連勝できて良かった」と口々に語った。

 この日の試合でPK獲得に加えてアシストするなど、奮闘をみせたMF高木大輔は「ホームでの連勝が久々。サポーターの皆さんに申し訳なく思っていたし、でも勝てたことで先がどんどん見えてくる。次も難しい相手ですが、また連勝できれば」と敵地で迎える次節・山口戦を見据えた。

 また2戦連続ゴールを決めたFWアラン・ピニェイロは「今日の2連勝はチームにとって大切な勝利。沢山チャンスをくれたのがゴールにつながったと思う」と仲間に感謝。「2連勝はとても嬉しいけれど、リーグ戦のひとつひとつを勝っていければ」と堅実に語った。

 今季からロティーナ監督が就任し、チームの雰囲気は一変している。10番を背負うFW高木善朗は「良くも悪くも(結果によって雰囲気が)変わらないのが今年のチームなのかな。負けても空気が悪いとかはなかったし、勝ってもいつもより良いかもしれないけれど、そんなに変わらず。ポジション争いもあるのでチームとして、そんなに浮ついたりはない」と言う。

 昨季は終盤まで残留争いを強いられ、下の順位ばかりを気にしていたが今季はそうはいかせない。現時点でのチームの雰囲気は上向き。この日の試合後に「J1昇格のためには」と上を見て話した10番は「毎週勝って練習をするのと、負けて練習するのでは本当に違う。今は久しぶりにチームが上を向いている感じがしています」と手応えを口にした。

 とはいえ、もちろん長丁場のリーグ戦で3試合を終えたに過ぎず、そのことは選手たち自身もよく分かっている。主将のDF井林章は「ようやく連勝できましたけど、今日の試合も退場者が出なければわからなかった試合なので。まずは浮かれないようにしないといけないと、そこを一番感じています」と勝って兜の緒を締めた。

(取材・文 片岡涼)