後半立ち上がりに決勝弾となるゴールを決めた大森。ファーストタッチから素早い動きでシュートに持ち込んだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

[J1リーグ・3節]仙台 0-2 神戸/3月11日(土)/ユアスタ

 ともに大震災を経験した被災地にあるクラブ同士が「3.11」という特別な日に、仙台の地で対戦した。結果は後半に2ゴールを奪った神戸が勝利を飾ったが、試合後は最後まで力を尽くして戦い抜いた両チームに惜しみない拍手が贈られた。

 試合は前半を0-0で折り返した後半開始早々に動いた。46分、ペナルティエリア手前でボールを受けた大森晃太郎がドリブルで持ち込み、左足を振り抜くと、GK関憲太郎の手をはじき、ゴールネットを揺らす。神戸が先制に成功した。

 さらに5分後には、大森のシュートのこぼれ球を拾った藤田直之がコースを狙い澄ました技ありのシュートを決め、追加点をゲット。神戸が2-0とリードを広げた。

 仙台は再三、サイドからのクロスボールで空中戦を仕掛けるものの、精度と決定力を欠き、ゴールネットを揺らすことができない。結局、アウェーの神戸が2-0で勝ち、3連勝を飾っている。

 試合後、移籍後初ゴールとなる決勝弾について問われた大森は、「あんまり覚えてないです」と淡々とした口調で答えた。一方のネルシーニョ監督は、「選手たちの質が上がっているのが大きい」と、3連勝に大きな手ごたえを感じ取っていた。