[3.11 J2第3節 東京V4-0水戸 味スタ]

 J2の第3節が11日に各地で行われた。東京ヴェルディはホームで水戸ホーリーホックに4-0で快勝した。前半32分にMF高木大輔が獲得したPKを兄のFW高木善朗が決めて先制し、水戸が退場者を出した後半20分にはFWアラン・ピニェイロが追加点。さらに同30分には大輔の右クロスから善朗が右足ボレーを叩き込み、終了間際のアディショナルタイムにはDF井林章がダメ押し弾。4-0で勝利した東京Vが2連勝を飾った。

 前節で今季初勝利を手にしたチーム同士の一戦。互いにメンバーの変更はなく、試合は始まった。東京Vは右サイド、水戸は左サイドと互いに同サイドでやり合った。東京Vの右WBMF高木大輔と水戸の左WB湯澤洋介が上下動を繰り返しては攻守に奮闘した。

 東京Vは開始10分、攻め上がった高木大がPA右まで仕掛けてシュートを打つも、GK笠原昂史に止められる。同12分にはFW高木善朗のパスからFWアラン・ピニェイロが抜け出すもDFにカットされた。直後にはDF井林章がFWドウグラス・ヴィエイラへスルーパスを出すがシュートでは終われない。

 対する水戸は前半4分にMF佐藤和弘の左クロスにFW林陵平が頭で合わせるも、GK柴崎貴広の正面。同15分には右サイドのDF田向泰輝が対角の湯澤をめがけてロングボールを入れるもDFに阻まれた。

 その後も東京Vが連続でチャンスを迎える。前半23分には高木大が右サイドからロングスロー。ゴール正面の高木善が後方へ戻し、MF安在和樹が左足でシュートを打つもDFにカットされた。同27分にはPA手前左でFKを獲得。高木善が直接狙うもGKにキャッチされた。

 それでも前半32分に試合は動く。DF永田充が前線へロングフィード。抜けた高木大がPA内右で湯澤に倒され、PKを獲得した。キッカーを務めたのは兄・善朗。弟の得たチャンスを冷静にゴール右下へ決めて東京Vが先制に成功。高木善にとっては今季初ゴールとなった。

 攻め込まれながらも5バック気味の布陣でDFパウロンを中心に凌いでいた水戸だったが痛恨の失点。1点を追う前半42分には田向の右クロスにファーサイドの湯澤が反応。しかし高木大に阻まれた。同45分には湯澤がPA左から仕掛けてシュートを打つも、ポスト左へ外れる。東京Vが1点リードで前半を折り返した。

 迎えた後半は水戸が立て続けにチャンスを迎える。後半6分、左サイド深い位置から佐藤がマイナスに折り返し、橋本がスルー。PA左からMF船谷圭祐のシュートは味方の林に当たるがゴール前に残っていた橋本が左足でシュート。これは無情にもポスト左を叩いた。同8分には遠目の位置でのFKを橋本が直接狙ったがGKに弾かれた。

 後半10分、アクシデントが発生。後方からのボールを頭で落としたドウグラスが前進しようとしたところをDF細川淳矢が引き倒してしまい、警告を受ける。前半29分にもドウグラスを止めるシーンで警告を受けていた細川はこれが二枚目。退場となってしまった。1点を追う水戸は数的不利に追い込まれる。

 追い風吹く東京Vだが直後の決定機は決めきれず。アランのパスに抜けたドウグラスがGKと1対1を迎えるが、詰まってしまい止められた。それでも後半21分、後方から丁寧につなぎ、左サイドへ。MF内田達也から敵陣まで上がったDF平智広、安在とつなぐ。入れ替わる形で前へ抜けた高木善が左サイド角度のない位置から折り返し、正面のアランがヘディングシュートを叩き込んだ。前へ詰めていた安在とニアのドウグラスに釣られた守備陣を横目に豪快な一撃。アランの2戦連続弾で2-0とした。

 2点差に離された水戸は後半26分に2枚替え。湯澤と佐藤に代わり、MF田中恵太とFW前田大然を入れる。5分後には最後の枠を使い、橋本に代えてMF小島幹敏を送り込んだ。対する東京Vは後半28分にドウグラスに代わって、FW梶川諒太を入れる。

 すると後半30分にダメ押しの3点目。左サイド深い位置から安在が大きくサイドチェンジ。フリーの大輔が中央へ折り返し、待ち構えていた善朗が右足ボレー。高めのボールをしっかりと捉えて鮮やかにゴールネットへ突き刺し、3-0と差を広げた。同41分に高木善に代え、故障明けのMF安西幸輝。同43分には最後の枠を使い、MF井上潮音に代えてMF橋本英郎を入れる。

 後半アディショナルタイム2分にはキャプテンの井林が一仕事。右CKからのこぼれを展開。安在の強烈なミドルはGKに弾かれたが、ゴール前左に詰めていた井林が冷静に右足を一閃。グラウンダー気味のシュートでネットを揺らした。4-0で試合は終了。東京Vが水戸に快勝し、2連勝を果たした。

(取材・文 片岡涼)
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