意外と怖い親子共依存

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共依存という言葉があります。自分が特定の相手との関係にとらわれている状態をいいます。例えばある人をお世話しているとして、その人におせっかいを焼かないことには気がすまない状態、それは相手が自分にお世話をされることで依存しているのはもちろん、自分も相手に依存していることになります。こうした共依存は親しい関係、恋人間、友人間、親子間などで起こりえます。

何がやっかいか?

そのうちの親子共依存について記したものが
尾木直樹「親子共依存 」(ポプラ社)です。著者はご存知尾木ママですね。最近の子どもは、反抗期がなくて育てるのが楽だと思われがちです。しかし、それはとても危険な兆候であると著者はときます。

未成熟な社会?

反抗期は、ひとつの通過儀礼というものであり、成熟に向かうにあたっては必要なものです。しかし、それがない状態、頼りすぎる子どもとお世話をしすぎる親がお互いの成長を妨げるのではないか、著者はそこに警鐘を鳴らします。近ごろは、子どもの就職活動にも親が関わり、さらに試験会場についてくるといったこともいわれるほどです。実はよくよく考えてみれば親子共依存は、日本社会にも影響をおよぼすとてもやっかいな問題であるといえるかもしれません。