試合後にはチームメイトやサポーターと喜びを分かち合った。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ 3節]川崎 2-1 柏/3月10日/等々力

【川崎 2-1 柏 PHOTO】中村憲剛が1ゴール1アシストの活躍!川崎が2-1で柏を下す。
 
「狙い通りのゴールだった」
 
 柏戦で先制点を奪い、勝利の立役者となった谷口彰悟は自らのゴールシーンをそう振り返る。
 
 歓喜の瞬間は42分に訪れた。左からの中村憲剛のCKに打点の高いヘッドで合わせる。ボールは柏のGK中村航輔が反応できないまま、ネットに吸い込まれた。
 
「前半は良い内容でしたが、点を取れていなかったので、セットプレーで一発取りたいと思っていました。なので、良い形で決められて良かったです。監督からは(試合前に)前半で(ゲームを)決める気持ちで行くぞと言われていました。だからこそ、ボールを前から奪いに行くと決めていましたし、点を取ることも意識していました」
 
 まさに会心の一撃――。加えて「良い内容だった」と話す前半は、CBとして高い集中力を保ち、柏の攻撃をシャットアウトした。後半にセットプレーから1点を返されたが、その後も粘り強く対応し、2-1の勝利の原動力となった。
 
 今季、副主将となった男は、この柏戦に限らず守備のリーダーとして奮闘している。ACL初戦の水原三星戦では新加入の舞行龍と、開幕戦と第2節では車屋と、そしてこの試合では奈良とコンビを組み、周囲を叱咤激励しながら、最終ラインを力強く牽引している。
 
 前節の鳥栖戦ではプロ4年目にしてJ1通算100試合出場も達成した。毎シーズン30試合以上に出場し、ハイペースで経験を積み上げてきた証拠である。
 
「今日の内容は最低限だと思っています。後半の試合運びには課題がありますし、もっと改善すれば良くなります。まだこれからです」
 
 喜びのコメントとともに、反省の弁も忘れない。鬼木監督が就任し、例年より守備面がクローズアップされる今季のチームにあって、その存在感はさらに増しそうだ。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)