9日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、複数の中国本土の出版関係者による話として「中国本土政府が外国の児童向け絵本の出版を大幅に削減するよう指示を出した」と報じた。

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2017年3月9日、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、複数の中国本土の出版関係者による話として、「中国政府が外国の児童向け絵本の出版を大幅に削減するよう指示を出した」と報じた。

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記事によると、ある出版関連当局の官僚が「日本や韓国の絵本は今、ほとんど本土で出版するチャンスがない。他国の本の認可も非常に限定的になるかもしれない」とし、出版業界関係者も「(外国から)入り込んでくる意識形態が多すぎること、中国人作家の本を保護することから、輸入書の制限が決定された」と語ったという。

記事は「近年ますます外国の絵本やマンガが、2億2000万人いる中国本土の14歳以下の少年少女たちに喜ばれている。本土のECサイト・京東の絵本販売トップ3はいずれも外国書の翻訳版だ。ある市場リポートでは、子ども向けの書籍が本土の図書市場で一番もうかることが明らかにされており、昨年は社会科学分野を上回る4万種類以上の書籍が出版された」と紹介。

そのうえで「保護者の子ども向け書籍に対する強いニーズに対し、優れた本土製品に限りがあるのは明らか。もし外国からの流入を制限したら、市場の不足をどうやって補うのだろうか」と疑問を投げかけている。(翻訳・編集/川尻)