「悪魔祓い殺人」後を絶たず、信者に神の声は届かないのか

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 先月二二日、南米のニカラグアで二五歳の女性が生きたまま燃えさかる炎の中に投げ込まれ、死亡するという陰惨な事件が起きた。殺害されたのはビルマ・トルヒーヨさんという人妻で、彼女を炎の中に投げ込んだのは隣人ら数名の男たちだった。

 主犯格の男はアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団(キリスト教福音派)の牧師になりすましてトルヒーヨさんを襲った後、数人の隣人らとトルヒーヨさんを拘束。衣服を脱がして裸にすると、火葬用の薪を燃やし、その炎の中にトルヒーヨさんを投げ込んだ。

 トルヒーヨさんの殺害を、容疑者は、彼女が“悪魔に取り憑かれていたから”と供述しているという。殺人行為を否定し、“悪魔祓い”をしていたら、悪魔の魂によってトルヒーヨさんの身体が宙に浮き、そのまま炎の中に落ちて死んだのだと。

 人ひとりを殺したにしてはあまりに陳腐な言い訳だが、容疑者が信仰していると言ったアッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団は、容疑者は教団の信徒ではなく、今回の事件と教団は無関係との声明を発表している。

 事件を報じたAFPは、トルヒーヨさんは“牧師になりすました容疑者に襲われた。その後、複数の人物が加わって……”とさらりと書いているが、おそらくこれは複数の男たちによる集団レイプ事件だ。欲望を遂げた後に被害者を焼き殺し、それを“悪魔祓い”と言い張る卑劣な事件だったのが実際なのだろう。

 女性が生きたまま火葬される事件は、ときを同じく先月二五日にインドでも起きている。

 肺感染症による心停止と診断された二三歳女性が荼毘に付された際、女性がまだ生きていることが判明した。火葬は急きょ中止されたが女性は助からず、司法解剖の結果、死因は心停止によるものではなく、“生きたまま焼かれた”ことによるショック死と診断された。

 医師の誤診が問題視されたが、女性の叔父が警察に提出した被害報告書から、事態は一変する。叔父は、こんなことを警察に打ち明けていた。

「デベッシュ(被害女性の夫)とその親族十一人がラッチナ(被害女性)をレイプして殺した。彼女は一二月一三日から行方がわからなくなっていた」(Techinsightより)

 要請を受けた警察が捜査に乗り出したところ、被害女性の夫をはじめ十一人の親族はその日のうちに行方をくらませたという。

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