プロが教える!失敗しない「春メイク用の肌作り」方法

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ポカポカと暖かい陽気に、綺麗な花々が咲き乱れ、気持ちも高まる季節がやってきました!春と言えばお花見やピクニックと色々プランニングをしたくなりますよね。

そんな素敵な時期を楽しく過ごすために、春らしい装いやメイクをまとうこともテンションアップの方法。でも春メイクってなんだか馴染まない……と思ったことありませんか?

春メイクを成功させる一番重要なポイントは“お肌作り”。その理由は2つ、1つ目は季節の変わり目で、外界の刺激による肌荒れを引き起こしやすいため、そして肌状態が安定しづらくなり、ベースメイクが馴染みづらくなること。もう1つ、春メイクはライトなパステルカラーや明るめの色が多くなり、肌のくすみがあると映えないからです。

それが原因で“あれ?メイクがなじまない”と感じてしますことがあります。そこで今回はそんな悩みに惑わされることなく楽しむためのポイント技を現役メイクアップアーティストがご紹介します!

ポイント1:崩れさせない肌

まず春メイクを崩れさせないために、“保湿”を怠らないこと。冬が終わるとつい緩みがちですが、この時期も引き続き乾燥には要注意! ただ、だからといって冬のようなこってりしすぎた保湿も皮脂崩れの原因になりかねません。

おすすめはこってり保湿クリームから乳液タイプなどに変え、テクスチャーは軽め、でもしっかり保湿できる肌に合うものに切り替えて。

そして皮脂の分泌も冬より増してくるので、ファンデーションもクリームタイプのこってりしたものよりもリキッドタイプがおすすめ。薄づきで、かつ保湿をしっかりとした肌作りがベスト!

ポイント2:映えさせる肌

春メイクのパステルカラーを映えさせるには、くすみや曇りのない美しい肌に仕上げることがポイント。透明感のある肌は薄い色味を映えさせ、きれいに馴染みます。そんな肌作りに活用したいのはコンシーラーとコントロールカラー。まだ試したことがない方はこの機会にぜひ試してみて下さい。特にくすみが気になる方はピンク系の下地でくすみをとばし、透明感を演出してあげて!

ポイント3:維持させる肌のための化粧直し術

そして最後は、きれいに作りあげた肌を日中維持させるレスキュー隊。化粧直しをする際は以下のようなグッズと技を取り入れてあげると即座にイキイキとした春肌に戻ります。

 ・化粧直し、化粧水ミスト

冬の乾燥対策にも重宝したミスト。春の時期も皮脂分泌等でくずれた肌におすすめです。テカリやごわつきが気になったときにはシュッと一拭き。常備すると化粧直しにとても便利かつ、即座に浮いたファンデが馴染みます。その後軽く乳液で保湿をし、再度ファンデーションを少量馴染ませると、きれいな肌状態に戻ります。

・綿棒とリムーバー

特に花粉症に悩まされる方は目のかゆみや涙目でアイメイクが崩れやすくなります。目の下が真っ黒になるとせっかく透明感をだして仕上げた肌も台無しに。そんな時は綿棒にリムーバーを含ませ、しっかり除去し、再度ファンデーションやコンシーラーを塗布してあげて。

いかがでしたか? 春メイク、とても可愛らしいアイカラーやリップが多数出てきます。ただその色味を操れるかは肌状態次第。春のメイクを映えさせ、しっかり馴染みやすくする肌作りを目指しましょう!

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※ conrado / shutterstock

【筆者略歴】

小笠原 彩

メイクアップアーティスト/ビューティープロデューサーとしてロンドン、NY、東京と最前線のシーンで活躍。講演やハリウッド女優も顧客に持つ。2015年に美容プロデュースの会社を立ち上げ、活動を広げている。