中村憲剛が1G1Aに退場誘発の大活躍! DF中山が背信の柏に競り勝った川崎Fが今季2勝目!《J1》

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▽明治安田生命J1リーグ第3節の川崎フロンターレvs柏レイソルが10日に等々力陸上競技場で行われ、ホームの川崎が2-1で勝利した。

▽開幕戦を白星スタートで飾るも、直近の公式戦2試合で連続ドローの川崎は、14日に敵地で行われるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の広州恒大戦を控える中、柏とのホームゲームに臨んだ。前節のサガン鳥栖戦からは大塚に代えて、今季リーグ初先発となる奈良を谷口と共にセンターバックで起用し、車屋が左サイドバック、登里が左サイドハーフにポジションを変更。最前線に阿部、トップ下に中村憲を置いた[4-2-3-1]の布陣を採用した。

▽一方、開幕戦を勝利で飾るも、前節得意の日立台でのガンバ大阪戦で1-3の惨敗を喫した柏は、その試合で鎌田に代わってプロデビューを果たした18歳DF古賀を今回の川崎戦で初先発させ、それ以外は同じメンバーを起用した。

▽前からボールを奪いに来る柏のプレスを巧みにいなすホームの川崎が、立ち上がりから決定機を作り出していく。開始2分には右サイドに流れた大島からボックス内でゴールを背にしてボールを受けた小林悠が丁寧にマイナスに落とす。これをペナルティアーク付近の中村憲が狙いすましたダイレクトシュートで狙うが、枠の左隅を捉えたシュートはGK中村航のビッグセーブに阻まれる。

▽その後も相手を押し込む川崎は、13分に大島のパスからボックス右に抜け出した小林悠、20分には左サイドで小林悠、車屋との連係から登里が左足を振り抜くが、枠を捉えきれない。

▽一方、立ち上がりから守勢が続く柏は、伊東やクリスティアーノの両翼の仕掛けを起点にカウンターからチャンスを窺う。21分には右サイドを突破した伊東のクロスを、ゴール前のディエゴ・オリヴェイラが頭で合わすが、ゴール至近距離からのシュートはGKチョン・ソンリョンの好守に阻まれた。

▽前半半ばから終盤にかけては柏のカウンターが徐々に機能し出したことで、拮抗した展開が続く。この流れの中でよりゴールに迫ったのは、ボールを支配した川崎だった。

▽34分と37分に小林悠、田坂とボックス内で際どいボレーシュートを放っていたホームチームは42分、左CKの場面でキッカーの中村憲が絶妙なボールを入れると、ニアサイドに走り込んだ谷口が豪快なヘディングシュートをゴール右隅に流し込んだ。畳みかける川崎は、前半終了間際のアディショナルタイムにも相手ボックス内で不用意にボールを持ったDF中山からボールを奪った阿部からのプレゼントパスを、ボックス中央でフリーの中村憲が無人のゴールへ流し込み、相手のミスから貴重な追加点を奪った。

▽川崎の2点リードで折り返した試合は、後半に入ってよりオープンな展開となる。早い時間帯に1点を返したい柏は立ち上がりからハイプレスを仕掛け、ディエゴ・オリヴェイラのシュートでゴールに迫る。対する川崎も相手の背後のスペースを的確に突くが、55分に中村憲のお膳立てから阿部に訪れた決定機は、GK中村航の好守に阻まれ、試合を決める3点目とはならず。

▽このピンチを何とか凌いだ柏は、60分にセットプレーから1点を返す。右CKの場面でキッカーのクリスティアーノが精度の高いボールを入れると、ゴール前で競り勝った武富が打点の高いヘディングシュートをゴール右隅に流し込んだ。

▽このゴールで試合はさらにヒートアップしていくが、70分に試合の流れを左右するアクシデントが発生。川崎のカウンターの場面で見事なドリブル突破から最終ラインを突破した中村憲がDF中山に後方から引き倒される。このプレーが決定機阻止と判断され、中山にレッドカードが掲示された。

▽数的優位を手にした川崎は、既に投入していたハイネルに続き、試合終盤にかけて板倉、森本を投入して試合を締めにかかる。幾度か柏のセットプレーからゴールを脅かされるも、GKチョン・ソンリョンを中心に失点を許さない。試合終了間際には中村憲の絶妙なスルーパスからハイネルに決定機が訪れるが、ここはシュートを大きくふかしてしまった。

▽それでも、頼れる昨季MVP男の大活躍で柏に競り勝った川崎が、今季の公式戦無敗を継続すると共に、2試合ぶりの今季2勝目を手にした。