【仙台vs神戸プレビュー】東日本大震災から6年…震災を経験した両チームの“特別な一戦”が幕を開ける

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■ベガルタ仙台 連勝で迎える神戸戦、2戦で1得点1アシストの石原直樹に期待

 仙台は連勝でJ1第3節の神戸戦を迎える。相手も同様に2連勝と好調であり、どちらにとっても3連勝がかかる一戦。そして、仙台にとっては、3月11日という東日本大震災発生の日に、阪神淡路大震災を経験したクラブとの対戦という、重い意味を持つ試合を迎えることとなる。多くのサポーターの思いを背負い、仙台はホームでの勝利を目指す。

 仙台にとって注意しなければいけないのが、神戸の手堅い試合運びだ。ホームゲームは勢いを得て前掛かりになりやすいが、仙台はリスク管理をしっかり頭に入れて、我慢比べも覚悟しなければならない。相手の堅い守備において重要な役割を果たすのが、昨季まで仙台に所属していた渡部博文。彼の高さを攻略することが、仙台には求められる。

 また、昨季の仙台は、神戸の渡邉千真に2得点を奪われた。ホームで勝った試合では彼が欠場していたが、アウェイでの対戦では先制点を取られただけでなく、逃げ切れるかと思われた試合終了寸前に同点弾を許した。勝負どころでしっかりこのFWを止めたいところだ。

 一方、好材料としては、ここ2戦で1得点1アシストを記録している新戦力の石原直樹が好調なことが挙げられる。彼に引っ張られる攻撃陣に、金久保順やパブロ・ジオゴが練習試合で台頭して、厚みを増してきた。2試合連続無失点の守備に加え、攻撃の爆発力を身につけ、仙台は神戸を倒しての3連勝を目指す。(totoONE編集部)

■ヴィッセル神戸 左SH起用で個の力を引き出された大森晃太郎がキーマン

 3月11日という特別な日に、震災を乗り越えてきた仙台と神戸が対戦する。それだけでも意義のある一戦だが、両チームとも開幕2連勝と勢いがあり、かなりの好ゲームが期待される。

 神戸は前節の新潟戦を2−1で快勝した。レアンドロ不在の影響が心配される中での勝利で、選手層の厚さを証明した格好となる。ただし、マイナス材料がないわけではない。1つは、開幕戦の清水戦も含め計3得点全てがセットプレーからという点だ。長身選手を揃えたセットプレーの強さは光るものの、仙台が対策を練ってくる中で、流れの中からの得点がないのは厳しい。関連して、まだ攻撃陣に得点がないのも不安材料だ。清水戦では左SB橋本和、新潟戦では仙台から新加入のCB渡部博文、ボランチ高橋秀人がゴールを決めている。レアンドロの穴を埋める意味でも、田中順也や渡邉千真らのゴールが早く欲しいところ。新しく3−4−3システムを採用する仙台の守備を攻撃陣がどう崩すかが1つのポイントになりそうだ。

 その中で注目したいのが、新潟戦で左SH起用をされた大森晃太郎だ。右SHで出場した清水戦とは打って変わって攻撃の起点となり、ドリブルでの崩しから渡部の移籍後初得点もお膳立て。仙台の堅い守備を個の力で打開できるか。

 また、ビッグセーブ連発で開幕2連勝に貢献したGKキム・スンギュの存在も神戸にはプラス材料だ。彼がゴールマウスを守っている間は安泰か。(totoONE編集部)