【大宮vs磐田プレビュー】今季初白星が欲しい両チーム…磐田はNACK5で2008年7月以来、リーグ戦勝利なし

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■大宮アルディージャ 前節負傷欠場のFW大前元紀が全体練習に復帰したことは朗報か

 アウェイでFC東京と対戦した第2節でも、開幕戦に続き0−2で敗れ、開幕2連敗となってしまった。前半は守備が安定して、良いリズムで戦うことができていたように感じる。ボールポゼッション率は53%対47%で上回り、シュート数では8本対5本と圧倒した。選手たちはしっかりと手ごたえを感じられる戦いぶりを見せていたが、結局この試合もゴールが遠かった。相手GKの好セーブにも阻まれて、開幕2試合連続無得点に終わっている。

 頼みの守備にも一瞬の隙が生じてしまう。66分に左CKからパスをつながれ、DF森重真人に得点を許した。後半に入って失速し、セットプレーから失点を喫するのは、こちらも開幕戦に続くチームの悪癖だ。さらに1週間前の戦いを連想させる出来事は続く。交代出場した選手たちが攻撃を活性化させるものの、やはりゴールが奪えない。そして試合終了間際には追加点を決められて、スコアも2試合連続で0−2となった。

 勝ち点を挙げることができていないが、前半の内容は悪くない。自分たちのペースのときに先制点を挙げることができれば、より戦いやすくなるはずだ。第3節に向けては、前節負傷で欠場したFW大前元紀も全体練習に復帰、コンディションに不安を抱えていたMF横谷繁も臨戦態勢に入っている。また練習ではネイツ・ペチュニクもファインゴールを決めており、途中出場したマテウス、ムルジャと、渋谷洋樹監督の選択肢は多い。

 いくら内容が悪くなくても、結果が付いてこなければチームの雰囲気は悪くなる。このあたりで悪い流れを断ち切れなければ、ズルズルと行きかねない危険な状態だ。(totoONE編集部)

■ジュビロ磐田 攻撃面に改善の兆し、新戦力と既存戦力の連係向上が徐々に進んでいる

 磐田は開幕から2試合連続で無得点に終わった。フィニッシュの悪さが深刻で、前節仙台戦はシュート10本のうち、枠内は2本だけだった。ゴール前の精度向上がなくては、大宮戦も厳しい戦いを強いられそうだ。

 ただ、攻撃面で改善の兆しが見えているのは確かだ。仙台戦の前半は山本康裕と宮崎智彦の両サイドバックが高い位置を取り、太田吉彰とアダイウトンの両サイドハーフと連動した攻撃を見せていた。相手ゴールに向かう推進力があり、何度も好機を演出した。後半は失速したが、新戦力の中村俊輔らとの連係向上が徐々に進んでいるとみていいだろう。大宮戦は右サイドバックに櫻内渚が起用される見通し。積極的な攻撃参加で、チームに勢いをもたらすことを期待したい。

 守備は安定感がある。仙台戦の1失点は、FKのこぼれ球から決められたもの。C大阪戦の零封に続き、流れの中からは失点を許さなかった。大宮は2戦連続で0−2で敗れ、状態が良いとは言えない。粘り強い守りで耐え、攻撃陣の奮起を待ちたいところだ。

 磐田はNACK5で2008年7月以来、リーグ戦勝利から遠ざかっている。直近では昨年9月の天皇杯で0−5の完敗を喫した。相性の悪さを克服し、J2時代の2015年からリーグ戦で4戦連続ドローと因縁深い相手に決着をつけられるか。(totoONE編集部)