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未だに課金アプリランキングでは上位に入っており、相変わらずの人気を誇る「ポケモンGO」ですが、運営元のNianticで最高経営責任者(CEO)を務めるジョン・ハンケ氏によれば、まだまだ壮大なプロジェクトは始まったばかりなのだそうです。年内には伝説ポケモンの導入も予定されています。

掲げられた4つの目標とは?

携帯通信業界で最大規模の見本市「Mobile World Congress (MWC) 2017」にて、Nianticのジョン・ハンケCEOは「ポケモンGO」について、2017年の目標を4つ掲げました。
 
そのうちの1つは、第2世代として知られる「ポケットモンスター金銀」に登場する約80種類のポケモンの実装です。投入が行われた最初の週末には、一時期ほどではないにせよ、外に出て「ポケモンGO」のプレイに興じる多くのユーザーが久々に確認できました。

ジム戦が思うように機能していないことを認める

では、残りの3つは何なのでしょうか。
 
ハンケ氏がニュースサイトWIREDドイツ語版のインタビューに応じたところによれば、次なる目標は、ジム戦の改善です。「我々の願うようにジム戦は機能していない」とハンケ氏が認めるとおり、現段階ではジムで戦うメリットがないどころか、都心だとどれだけジムレベルを上げても一瞬で崩されるため防衛はほぼ不可能です。ゲームの中心が図鑑集めに偏ってしまうのも無理はありません。
 

 
そこで、ハンケ氏はIngressのようなシステムを導入し、これまで以上に友達や知らない他人と協力してジム戦に挑むような仕組みを構築したいと考えているそうです。「ゲームの仕組みを再構築することで、チームワークやインセンティブ、報奨が生まれれば」と同氏は今後の展開に期待を寄せます。

伝説ポケモンは2017年中に投入

「その後は2つのリリースが控えている」とハンケ氏は話します。1つはプレイヤー同士がポケモンを交換したり、個人戦ができるような仕組みの構築。そしてもう1つは、ミュウツーやミュウ、サンダー、ファイヤー、フリーザーといった第1世代の伝説ポケモンの導入です。
 

 
伝説ポケモンに関して、どのような形で導入されるかは言及されていませんが、サンダー、ファイヤー、フリーザーはそれぞれ、ゲーム内でユーザーが参加している各チームの色を表しているため、チーム戦に絡んだ配布が行われる可能性もあります。
 
なお、こうした様々な予定がありながらも、未完成のまま「ポケモンGO」がリリースされたことについて、ハンケ氏は経済的制約と時間的制約を理由として挙げています。

なおも不正プレイヤーは最大の課題

ただし、目下Nianticが頭を抱えているのは、不正プレイヤー(チーター)の存在だそうです。
 
彼らはGPS情報を改ざんし、目的のポケモンを容易に入手したり、田舎のジムに高CPのポケモンを大量に設置したりと、ゲームバランスを大きく阻害しています。
 
「不正を防げないのはユーザーのせいではなく、我々の責任だ」とハンケ氏は述べながらも、違反ユーザーの動機が理解できないとも話します。「ゲームの一番楽しい部分を不正することで、彼らは自分自身を破壊しているんだ。『ポケモンGO』が与えてくれるものとは、動いて、今まで訪れたことのなかったような世界の一部を見ることなのだから」
 
 
Source:WIRED
(kihachi)