やっぱり、メガネお似合いです

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 ミュージシャンの星野源が9日、都内で行われたアニメーション映画『夜は短し歩けよ乙女』完成披露上映会に登壇し、出演オファーが脅迫めいていたことを打ち明けた。この日は、花澤香菜、神谷浩史、ロバートの秋山竜次、湯浅政明監督も来場した。

 本作は、森見登美彦の累計130万部を超えるベストセラー小説のアニメ映画化。個性豊かな仲間による珍事件が巻き起こる京都を舞台に、先輩(星野)と黒髪の乙女(花澤)との青春恋愛物語がファンタジックに描かれる。

 先輩同様メガネをかけて登場した星野は、会場を見渡すと「皆さん本当に素敵な笑顔でとてもうれしいです。ありがとうございます」と充実した表情。また、「なんとなくそうした方がいいかなと思いまして……。先輩的な気持ちになりたくてメガネをかけさせていただきました」と空気を読んでメガネ男子になったことを説明して、観客の笑いを誘った。

 出演の経緯に話が及ぶと、星野は湯浅監督から直筆の手紙で出演を依頼されたことを告白。湯浅監督は、キャスティングに関して星野の名前が出たときにスタッフ同士で盛り上がったため、「こんなに盛り上がっているんですけど……。星野さんがやれば面白くなるんですけど……。どうするんですか?」と脅しを含んだようなニュアンスで手紙を送ったそうで、星野は「確かに脅迫文みたいな感じはありました」と思い返して納得している様子だった。

 学園祭事務局長役の神谷は、「(オファーは)本当にうれしかった」としみじみ。実は、同じ森見と湯浅監督のタッグによるテレビアニメ「四畳半神話大系」(2010)の主人公「私」役のオーディションに落選した過去があり、「それを恨んでいますから(笑)」と冗談を言いつつ、「いつか機会があればいいなと思っていた」と巡り合わせたチャンスに顔をほころばせた。

 そういう理由もあり、並々ならぬ気合で神谷は収録にのぞんだという。ミュージカルシーンも見どころの本作では学園祭事務局長が女装して歌うシーンがあり最初は音を加工する予定だったが、神谷が試しに歌った渾身の女声が見事にハマり、そのまま使用することに。観客を魅了したそのシーンの相手役・パンツ総番長役の秋山は「本当に途中から(神谷が)可愛いくなりましたもん。マジでこの声いいじゃん……」とうっとりしながら、神谷の手腕を称えた。(取材/錦怜那)

アニメーション映画『夜は短し歩けよ乙女』は4月7日より全国公開