文学的で悲しいストーリーでもあるので。

ムリヤリ身体を分離させられたシャム双生児の兄をカゴに入れ持ち運ぶ意志の弱い弟と、身体は不自由だが意志の強い兄が復讐と殺戮を繰り返すカルトホラーの傑作『バスケット・ケース』(1982年)。

今ではクラシックとなったこの作品が、MoMAことニューヨーク近代美術館にコレクション入りするというホラー映画好きにはビックリの情報がBLOODYDISGUSTINGから届きました。

とりあえずは、時代を感じるトレーラーと兄の暴れまわる姿をとらえたシーン映像をご覧ください。




トレーラーはDeathdealeus1984、シーン映像はShudderより。

しかしこの映画、弟が全裸で疾走したり、裸の美女に夜這い&死姦するシーンなどもあるというのに、よくコレクションに加えられましたよねぇ。

監督のフランク・ヘネンロッターは、ご自身のfacebookページにこのような投稿をしています。




やぁ『バスケット・ケース』ファンのみなさん。興奮と誇りを持って本作がMoMAの永久コレクション入りしたことをお知らせします(彼らにちゃんと視聴したのか尋ねたら、「した」とのお答えがありました)。栄誉なことですが、これが本当なのかいまだに頭を抱えているんですよね。

彼らには保存のために映像資料を渡しており、フィルムを修復をして今後に備えるとのこと。オドロキですよね。プロデューサーのエドガー・レヴィンスと俳優のケビン・バン・ヘンテンリーク、ビヴァリー・ボナー、同じくこのイカれた小作品を完成させるため助けてくれた皆にお祝いの言葉を贈ります。MoMAにもありがとう。

これはMoMAが『バスケット・ケース』をアートだと認定したってことなんですよね。弟ドゥエインと兄ベリアルの強い絆と葛藤が鍵だったのでしょうか? それとも芸術的な兄の造形が決定打?

ともあれホラー映画ファンとしては素直に喜びたいですよね。

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image: YouTube
source: BLOODYDISGUSTING, YouTube 1, 2, facebook

(岡本玄介)