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NTTデータは、アメリカ・テキサス州オースティンで開催される、音楽・映画・インタラクティブをテーマとするビジネスとコンテンツの祭典「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)2017」のJAPANFACTORYにおいて、インタラクティブサイネージを展示する。展示期間は3月12日から14日(現地時間)まで。

今回の展示では、ユーザーが“身に着けているモノ”や“手に持っているモノ”とデジタルサイネージを掛け合わせた対話型広告サービスのショーケースとして、「Linked Virtual Ad. 〜Talking Beer〜」を紹介する。会場では8種類の銘柄のビールを用意し、来場者がビールを手に持ってデジタルサイネージの前に立つと、モーションキャプチャー技術が手の部分を認識。物体検索技術が手に持っているビールの銘柄を特定して、その銘柄に対応したキャラクターがAR技術を活用してビールの画像上に登場、ビールの情報を"自己紹介"する。

同サービスでは複数の物体の同時認識も可能なため、各ビールに対応したそれぞれのキャラクター同士が挨拶するなど、互いに協調しながらビールの商品情報を楽しく提供する。来場者同士のコミュニケーションのきっかけをつくる演出も期待され、記憶に残る新たな広告体験を生み出すとしている。

展示する対話型広告サービスでは、NTTグループのAI技術であるcorevoを構成する技術のひとつ「アングルフリー物体検索技術」を用いた。NTT研究所が開発した技術であり、自由な位置・方向から撮影した3次元の物体を高精度に立体物を認識・検索し、関連情報を提示する。画像から得られる特徴点の重要度を推定することにより、物体の検索精度が従来に比べて大幅に改善されるほか、物体の回転や拡大縮小に伴う対応関係が学習されるため、事前にデータベースに登録が必要となる画像数を従来の1/10程度まで削減することが可能となっている。

なお、同サービスの今後について、同社は2020年に向けて訪日観光客向けサービスや販売促進、災害誘導など、さまざまな分野への活用を目指すとしている。

(杉浦志保)