3月10日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸、前日比286円03銭高の1万9604円61銭で取引を終えました。

 マネースクウェア・ジャパンの八代和也アナリストによると、外国為替市場でドル/円が約1カ月半ぶりに1ドル=115円台へ上昇。前日9日の東証取引時間中につけた114円台半ばからドル高・円安に振れたことが、押し上げ要因になりました。

 東証1部33業種中、保険、証券など31業種が上昇、一方、鉄鋼、海運の2業種は下落しました。個別銘柄では、T&Dホールディングス(HD)、大塚HDが買われ、東邦亜鉛、神戸製鋼所は売られました。TOPIX(東証株価指数)は前日比19.33ポイント高の1574.01。東京外国為替市場でドル/円は午後3時現在、1ドル=115円40銭台で推移しています。

米2月雇用統計が今夜発表へ

 八代さんが注目するのは、日本時間10日午後10時半に発表される米2月雇用統計。その結果が、週明け13日の日経平均に影響を与える可能性があります。

 八代さんによると、市場予想は、非農業部門雇用者数が前月比20.0万人増、失業率が4.7%。雇用統計が堅調な結果であれば、米経済に対する楽観的な見方や、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース加速観測が一段と強まって米国株やドル/円が上昇、日経平均への追い風になる可能性があります。

 逆に弱い結果になれば、米国株やドル/円は上値が重い展開も。「その場合、日経平均は伸び悩みそうです」(八代さん)。

(オトナンサー編集部)