読めないのは新社会人だけじゃない? 今さら聞けない仕事場で必ず出くわすPC・IT専門用語

写真拡大

春は、新社会人が新生活を始める季節だ。フレッシュマンたちは、さぞかし希望と期待に胸を膨らませていることだろう。

しかし、社会人になると、ビジネス用語や専門用語など、これまで使わなかったワードを仕事場のあらゆるところで見聞きすることになる。

特に現在の仕事では、パソコンの利用は必要不可欠。毎日使い、専門用語もバシバシ出てくるのも当たり前だ。

つまり、もはやIT業界でなくとも、打ち合わせや企画書などの資料の作成から、勤怠などのスケジュール管理まで、難解なパソコン用語や専門用語が当たり前のように使われているわけだ。
「文字では見たことがあるけど、実はなんて読むかわからない」
「○○しておいてと聞いたのだけど、言葉の意味がわからない」
というピンチがやってくる。
仕事ともなれば、学生時代と違って、わかっているふりをしてやり過ごすこともできない。

そんな、仕事場で出くわす、わかりづらいパソコン、IT専門用語をまとめてみた。

これ、新社会人だけでなく、長年社会人をやってきている人も、勘違いしているケースも多いのだ。

●Alt:オルト
パソコンのキーボードで左下あたりにあるキーで「オルト」と読む。
「Alternate(オルタネート)」の略で、「代わりの・代替の」という意味。
ExcelやWordでこのキーを押すと、
リボンのメニューがアルファベットなどで表示され、アルファベットのキーを押すことによってその機能を実行できる。もう一度押せば表示は消える。

また、「Alt」キーと文字キーや数字キーを一緒に押すことによって、さまざまな機能が実行できる。
例えば、
「Alt」キーを押しながら「F4」キーを押すと、現在開いているプログラムを終了することができる。

「アルト」と発音する人もいてそれでも通じる場合が多いが、やはり「オルト」と発音したほうが「知っている」感が醸し出せる。

●Esc:エスケープ
これもキーボードのキーの名称。左上付近にあるキーで「エスケープ」と読む。
「Escape」は、「脱出する・抜け出す」などの意味だ。
ファイルのコピーを途中で中止したり、機能の実行をキャンセルしたりするときに使うキー。

「イーエスシー」などと発音すると恥ずかしいので覚えておこう。

●*:アスタリスク(アステリスク)
こちらもキーの名称で、「アスタリスク」と読む。
「Asterisk」(星印という意味)と書くので「アステリスク」と言う人もいるが、日本語としては「アスタリスク」のほうが通じやすい。

Enterキーの少し左にあり、そのキーだけを押すと「:(コロン)」が入力される。
Shiftキーと一緒に押すことで「*」を入力することができる。

書類や資料などで、注意書きや注釈文を書くときに頭に入れる記号としてよく使うので、「お花みたいなマーク」などと言わないように気を付けよう。

●IEEE:アイトリプルイー
「アイトリプルイー」と読む。「アイイーイーイー」と読んでしまうと「こいつ、知らないヤツだな」と思われてしまう。
「IEEE」とは、米国電気電子学会(Institute of Electrical and Electronics Engineers)の略称だが、業界ではIEEEが策定した無線LANの標準規格のことを指すことがほとんどだ。

カタログなどで目にするのは「IEEE802.11a/b/g/n」などという表記。
「アイトリプルイー・ハチマルニー・テン・イチイチ・エービージーエヌ」と発音する。
IEEE規格なのはほぼわかっているので、「イチイチエー(11a)にも対応している」など、頭部分を略して言うことも多い。

●IoT:アイオーティー
「アイオーティー」と読む。「モノのインターネット(Internet of Things)」のことで、さまざまなモノがインターネットにつながる仕組みのこと。

身近な例でいうと、テレビやレコーダーをインターネットにつないでパソコンで録画の予約ができたり、エアコンを遠隔操作でオンオフしたりすることもIoTだ。
今、トレンドのキーワードなのでぜひ覚えておきたい。
表記するときは、IとTは大文字、oは小文字で書かないと意味が通らないこともあるので注意しよう。

●VLOOKUP:ブイルックアップ
Excelで利用できる関数のひとつで、読み方は「ブイルックアップ」。
表を検索して値を取り出すときに使う。
たとえば、
大きなデータから必要な値だけを取り出して会議や分析用の表を作るといったときに重宝する。

SUM関数(値を合計する)、AVERAGE関数(平均を求める)以外にもっとも使う関数がVLOOKUPだというアンケート結果もあるほどだ。ビジネス現場では非常に利用頻度の高い関数なので、覚えておいて損はない。

●ASUS:エイスース
パソコンやマザーボードなどを製造販売している台湾の電機メーカーで、「エイスース」と読む。
以前は「アスース」や「アサス」と読む人もいたが、2012年に「ASUSの呼称をエイスースに統一する」というメーカーからの発表があった。

●ATOK:エイトック
ジャストシステムが開発・販売している日本語入力システム。
パソコンやスマホで日本語を入力するときに利用する。
読み方は「エイトック」。「Advanced Technology Of Kana-kanji transfer」の略とされている。「アトック」と読むと素人っぽくて恥ずかしい。

ビジネス現場で使う用語は多岐にわたる。恥ずかしい思いをしないためにも、ぜひとも覚えておこう。


内藤由美