マイルズ・テラーが実在のボクサーを熱演 (C) BLEED FOR THIS, LLC 2016

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 マーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、実在するアメリカ人プロボクサーの壮絶な復活劇を描く「ビニー 信じる男」の予告編が、公開された。「セッション」で知られるマイルズ・テラーが、体脂肪率を6%まで落とし、極限まで鍛え上げた肉体を披露している。

 負け続きで引退を勧告されるも、マイク・タイソンを育てた名トレーナー、ケビン・ルーニー(アーロン・エッカート)の下でトレーニングを積み、ジュニアミドル級のチャンピオンにまで上り詰めたビニー・パジェンサ(テラー)。栄光の頂点にいたビニーだったが、交通事故で首を骨折しひん死の重傷を負ってしまう。日常生活すら困難な状態にも関わらずビニーは復帰をあきらめず、ケビンを猛説得して命がけで王座奪還を目指す。製作陣には、「ビッグ・フィッシュ」「世界にひとつのプレイブック」を手がけたブルース・コーエン、「沈黙 サイレンス」ほかスコセッシとのタッグで知られるエマ・ティリンガー・コスコフらが名を連ねた。

 予告編は、報道陣の前でヒョウ柄の下着姿をさらすなどお調子者だったビニーが、正面衝突事故で「歩けるかどうかもわからない」と医師に言われるほどの体になるものの、頭にボルトで器具を装着し、トレーニングを再開するさまをドラマティックに切り取っている。テラーが、ただ1人自身の可能性を信じ「俺はまた戦う」と鍛錬に励む不屈の男を力強く演じて物語をけん引しているほか、「ハドソン川の奇跡」の好演が記憶に新しいエッカートが、ビニーに寄り添い「お前の意地を見せてみろ。お前の生きざまを、お前の戦うさまを、お前の真価を」と心身ともに支えるケビンをいぶし銀の演技で表現している。

 「ビニー 信じる男」は、「マネー・ゲーム」を手がけたベン・ヤンガーが監督と脚本を兼任した。5月から全国公開。