二流の経営者と一流の経営者は何が違うのか

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勝ち残る企業を創る鍵は「黄金のループ」にある。黄金のループとは、(1)「経営者品質」、(2)「社員品質」、(3)「商品・サービス品質」、(4)「顧客・社会満足品質」、(5)「業績品質」、(6)「株主満足品質」であり、この6つの要素がステップを踏んで循環しているという。その起点となるのが、「経営者品質」だ。

魚は頭から腐る

 経営する会社が、勝ち残る会社であるか否かは「6つの品質」によって決まる。6つの品質とは、「経営者」、「社員」、「商品・サービス」、「顧客・社会満足」、「業績」、「株主満足」である。この6つの要素が6段階で相互に機能し合ってひとつの流れ(ループ)となって循環している。これを私は「黄金のループ」と名づけ、王道経営の鍵と考えている。

「黄金のループ」の中で、経営者品質はこの六つの品質の起点であり、原点である。会社が倒産する原因の80%以上は経営者にある。会社は経営者の器以上にはならないといわれる。会社の結果のほとんどは、経営者次第で決まってしまう。

 世界のソニーが、往時の輝きを失ったのも、かつて史上最大の赤字額を計上した、日立製作所が立ち直ったのも、その原因は経営者にある。

 二流の経営者と一流の経営者は何が違うのか。二流経営者は、正しい経営の原理原則を知っていて、それを実行する人である。対するに一流経営者は、知っていることを「実行し続ける」人である。この差は大きい。

 私が経営者研修でモスクワに行ったとき、ロシア人のビジネスマンから聞いたロシアの諺が「魚は頭から腐る」である。新入社員がダメだから、会社がダメになるということはあり得ない。会社が腐るのは、経営者という頭が腐っているからだ。

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