日本女子ツアーの2017年シーズンが始まった。

 今季も沖縄県で開催されたダイキンオーキッドレディスで幕開け。米女子ツアーを主戦場とする宮里藍(31歳)や横峯さくら(31歳)に、同じく米ツアーに挑んでいる大物ルーキー・畑岡奈紗(18歳)らも出場し、例年以上の盛り上がりを見せた。

 その白熱したシーズン最初の試合で頂点に立ったのは、アン・ソンジュ(29歳/韓国)。今季ツアー本格参戦を果たす川岸史果(22歳)、地元沖縄出身の大城さつき(27歳)らとの熾烈な争いを制した。

 このアン・ソンジュの他、3年連続の賞金女王を狙うイ・ボミ(28歳)が3位タイ、ベテランの李知姫(38歳)が5位タイ、さらに昨季賞金ランク4位のキム・ハヌル(28歳)が8位タイと、今や日本ツアーの中心をなす韓国勢が開幕戦から上位にズラリ。その勢いは、今季も揺るぎそうにない。

 さらに今季は、「8頭身美女ゴルファー」として有名なユン・チェヨン(30歳)、「ゴルフ界のセクシークイーン」と称されるアン・シネ(26歳)ら、韓国からの新たな注目「刺客」が続々と参戦してくる。今大会でも、本格参戦のデビュー戦となったユン・チェヨンの組には多くのファンが集結。すでに話題のイ・ボミやキム・ハヌルとともに、韓国勢が人気、実力ともにツアーを席巻しそうだ。


今季から日本ツアーに挑むセキ・ユウティン そんな中、意外な原石が輝きを見せていた。中国ゴルフ協会所属のセキ・ユウティンである。



身長171cmと恵まれた体格を誇る 昨夏、日本ツアーのプロテストを受けたものの、惜しくも不合格。しかしその後、年末のファイナルQT(※)で16位という結果を残して、今季から日本ツアーへの本格参戦を果たすことになった。
※クォリファイングトーナメント。ファースト、セカンド、サード、ファイナルという順に行なわれる、ツアーの出場資格を得るためのトーナメント。ファイナルQTで40位前後の成績を収めれば、翌年ツアーの大半は出場できる。

 1998年3月5日生まれで、先日19歳になったばかりのセキ・ユウティンは、日本の福井県出身。父親が留学中に生まれ、4歳まで日本で過ごしていたという。

 その他、詳細な経歴はあまり知られていないが、日本ツアー参戦を前にして、セキ・ユウティンは三洋化成工業(株)とスポンサー契約を締結した。かつて、彼女の父親が同企業グループで働いていた縁もあってのことだ。



安定したショットを放つセキ・ユウティン 同社のプレスリリースによれば、彼女は7歳からゴルフを始めたという。すぐに頭角を現して、中国や台湾の大会を中心に活躍。2016年には、18歳にして中国女子プロゴルフ協会(CLPGA)のツアーで初優勝を飾り、同ツアーの賞金女王にも輝いた。

 そして、念願だった日本ツアー参戦への抱負を彼女はこう語っている。

「日本で生まれた私の夢は、いつかプロゴルファーに転向し、18歳になったあと、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアーへのフル参戦資格を取得したい、というものでした。そして今年、その夢を叶えることができました。日本ツアーでの戦いは大変なことだと思っていますが、初優勝を目指して精一杯がんばっていきたいと思います」

 ツアーデビュー戦となったダイキンオーキッドレディスでは、見事予選突破。最終的には50位タイでフィニッシュした。

 身長171cmの恵まれたスタイルのうえ、愛らしい笑顔が魅力のセキ・ユウティン。早速、各メディアからの注目を集め、会場ではサインを求めるファンが列をなしたという。



すでに多くのファンから注目を浴びていた 女子ツアーの取材経験が豊富なある専門誌記者は、プロテストの際から彼女に注目。次のように語って、今後の活躍に期待する。

「プロテストを通過できなかったように、調子の波があって、まだまだこれからの選手。とはいえ、プレーそのものの基礎はしっかりしています。しかも、中国ではとても人気がある選手のようで、東京五輪出場を目指す選手のひとりとして、今後も国家からのさらなるバックアップが見込めます。それによって、飛躍的に成長する可能性は十分にあるでしょう。ビジュアルもいいですから、優勝争いにでも加われば、日本でも相当な人気を得られるのではないでしょうか」

 一大ブームを巻き起こしたイ・ボミら韓国の美女プレーヤーだけでなく、今年は中国の美女プレーヤーからも目が離せない。

協力:三洋化成工業(株)