9日、中国メディアの京華網が、ユニ・チャームと花王という2大紙おむつメーカーが中国市場において異なる販売戦略を取っているとする記事を掲載した。

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2017年3月9日、中国メディアの京華網が、ユニ・チャームと花王という日本の2大紙おむつメーカーが中国市場において異なる販売戦略を取っているとする記事を掲載した。

記事はまず、2016年度の中国を中心とするアジア地区におけるユニ・チャームの営業利益が223億円となり、前年同期比で30%減少したことを紹介。1995年に中国市場へ進出して以来、「現地生産、現地販売」を販売戦略として、上海、天津、揚州に5カ所の工場を有しているが、この販売戦略が行き詰っているという。

ユニ・チャームは、多くの中国人消費者が、わざわざ日本に行って購入したり、海外代理購入の方法で日本製の紙おむつを購入したりすることを好む傾向があると分析しているという。これは主に、多くの中国人消費者が、同じブランドでも国内で生産した製品より輸入品の方が質が高いとの考えが強いためのようだ。そのためユニ・チャームは、今後は越境電子商取引に力を入れるという。

ところが、もう一方の紙おむつメーカーの巨頭・花王は、引き続き「現地生産」の販売戦略で、中国工場の設備投資を拡大している。花王がこのような戦略を取ることができるのは、過去5年間の中国市場における売り上げが好調なことにあるという。

花王は最近、5年にわたる上海家化との提携を解消したが、これまで上海家化の強力な販売ネットワークによって売り上げを伸ばしてきた背景があると記事は分析。そのため業界関係者からは、上海家化の販売ネットワークを失った花王は、今後どのように販売を展開していくのか、見守る必要があるとの見方があると伝えた。(翻訳・編集/山中)