押井監督版のキャストが結集 (C)MMXVI Paramount Pictures and Storyteller Distribution Co. All rights Reserved.

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 士郎正宗氏によるSF漫画「攻殻機動隊」をハリウッドで実写映画化した「ゴースト・イン・ザ・シェル」の日本語吹き替え版に、押井守監督によるアニメ版「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」で声優を務めた田中敦子、大塚明夫、山寺宏一の3人が参加していることがわかった。

 実写版では「スノーホワイト」のルパート・サンダース監督がメガホンをとり、脳とわずかな記憶を残して全身が機械化された捜査官・少佐(ヨハンソン)が、所属する公安9課の面々とサイバーテロ事件を捜査するなかで、自身の驚くべき過去にたどり着くさまをサスペンスフルに描く。少佐の上司・荒巻をビートたけし、少佐の右腕バトーをピルウ・アスベック、サイトーを泉原豊、トグサをチン・ハンが演じるほか、マイケル・ピットが事件に深く関わる革命家クゼに扮する。

 田中、大塚、山寺が演じるのはそれぞれ、少佐、バトー、トグサ。オリジナルのメンバーが結集した、ファンにとっては念願のキャスティングといえる。声優陣も「ハリウッド版をオリジナルキャストで吹き替えられたことを心からうれしく思っています。目を閉じて大塚さんや山寺さんの声だけを追いかけるとアニメのシーンが浮かんでくるようで、とても不思議な体験でした」(田中)、「久しぶりにメンバーと集まって、こんなに楽しいことはない、もっとやりたいと思いました」(大塚)、「自分の参加したアニメの作品が海外で実写化され、それを吹き替えるという経験は初めてだったので、ちょっと不思議でしたね。他のメンバーがアフレコしているところを見て、ずっと一緒にやっていた感覚が戻ってきて懐かしい気持ちになりました」(山寺)と「攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D」以来約6年ぶりとなる“再会”に心が躍った様子だ。

 「1995年の映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』、あの時からずっと(ヒロインの)草薙素子が側にいてくれました。でも相棒というのはおこがましいし、彼女は1番近いようで遠い存在でもあります。公安9課のメンバーは私の人生の宝物だと感じています。私たちがゴーストを吹き込んだ日本語版『ゴースト・イン・ザ・シェル』、ぜひ劇場でお楽しみください!」という田中。一方、大塚と山寺も「アニメがそのまま実写になったようなシーンもずいぶんあって、制作の方々の、原作やアニメ版に対してのリスペクトが伝わってきてうれしかったです。『攻殻機動隊』は、愛してやまない作品、宝物ですね」(大塚)、「世界的に評価の高い作品に参加できることをすごく誇りに思いますし、世界に自慢したい作品です。今回、そのことを改めて強く感じました」(山寺)と感慨を語っている。

 押井監督もコメントを寄せ、「この役を演じるのは久しぶりだと思います。ぜひ自分の感じたままで演じてほしいです。皆さんプロですから、不安はありませんし、楽しみとしか言いようがないですね。実写版の吹き替えがどうなるのか、お手並み拝見です」とエールを送っている。

 「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、マーベル・スタジオの設立者アビ・アラッドが製作、アニメ版の製作会社プロダクションI.Gの石川光久代表が製作総指揮に名を連ねる。4月7日から全国公開。