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4月に来日公演を行うことが決定しているポール・マッカートニー。すでに発表されていた東京・東京ドームでの3公演に加え、4月25日に東京・日本武道館でもライブを行うことが発表された。

チケットぴあでは、3月20日23時59分まで最速プレリザーブ(抽選)受付が実施される。一般販売は4月8日10時より。

1966年、ザ・ビートルズが日本武道館で初めてのロックコンサートを行った。6月30日、7月1日、2日の3日間で計5公演。5回の公演とも11曲、約40分の演奏だった。

日本武道館で行われた初めてのロックコンサートは、警備上の理由によりアリーナに一般客が入ることが許されず、当時のファンはスタンド席からありったけの声援をザ・ビートルズの4人に贈った。

このコンサートをきっかけに日本武道館は世界中のアーティストおよび音楽ファンに知られることとなり、その後、レッド・ツェッペリン、クイーン、ボブ・ディラン、エリック・クラプトン、ザ・ローリング・ストーンズなどなど、数多くの海外アーティストがコンサートを行った。日本武道館は、ミュージシャンの目標の場所となり、憧れのコンサート会場になった。すべては1966年のザ・ビートルズが扉を開けたのである。

約半世紀後の2015年4月28日、ポールは、再び日本武道館のステージに立った。1966年のザ・ビートルズ日本武道館公演でも演奏された「ペイパーバック・ライター」「イエスタデイ」の2曲を含む全28曲を演奏。この公演の最大のサプライズは、ザ・ビートルズ時代を含めてポールのキャリアのなかで初めて披露された「アナザー・ガール」(収録アルバム『ヘルプ!』)だった。全28曲中19曲がザ・ビートルズの楽曲であったことも会場に詰めかけた約1万人のファンを熱狂させた。

2017年、ポールにとっての3度目の日本武道館公演がどのような内容になるかは誰にも知らされてはおらず、期待ばかりが大きく膨らむが、サービス精神旺盛なポールは何かしらのサプライズを用意してくれるのではないだろうか。

2015年の日本武道館公演の最後に言ってくれた「レジェンダリー・ライヴ! マタ、アイマショウ、トーキョー!」の約束を守り、ポールがいよいよ日本武道館に戻ってくる!

PHOTO:(C)MPL Communications/MJ Kim

■湯川れい子コメント

2017年4月25日。開演18時30分。そこにいる幸運な人たちは誰なのだろう? その人たちがまた、新しい日本の歴史の証人となり、日本の音楽史と文化の新しい作り手となってくれるのだと私は信じている。

2015年4月28日の日本武道館。全28曲。終わってみるまではわからなかったけれど、あれはポール本人にとっても歴史的な夜になったのだと思う。ザ・ビートルズの日本武道館チケットの再現と、客席に置かれていた「おもてなし」の仕掛け。そしてポールの心臓さえも鷲掴みにして泣かせたコンピュータ制御のライトの波は、まさにザ・ビートルズの来日から49年目にして、日本武道館を文字どおり日本の、いや、世界の音楽の「聖地」としてくれた特別な夜となった。ポール本人も語っているけれど、日本武道館公演の翌日には、ホテルから自転車に乗って、人知れずまた日本武道館を訪れて感慨に耽ったという。

私自身も、1966年のザ・ビートルズの来日公演から51年間、日本武道館を世界的に有名にした68年ザ・モンキーズ、71年レッド・ツェッペリン、72年ディープ・パープル、72年カーペンターズ、74年エリック・クラプトン、75年クイーン、76年イーグルス、76年ニール・ヤング、77年キッス、78年ボブ・ディラン、78年デヴィッド・ボウイ、78年チープ・トリック、86年シンディ・ローパー、88年ピンク・フロイド、03年ザ・ローリング・ストーンズ、08年ザ・フーなどの公演に、年間最低でも10回、合計で数百回は足を運んでいるけれど、ポールの49年ぶりの日本武道館公演は、ほかの公演での“音楽的な”感動とはまた違った、生涯忘れられない宝物となっている。

2020年の東京オリンピックのために日本武道館は本格的な改装工事に入る予定とのこと。だから、もし仮にまた幸運なことにポールが元気で来日をしてくれたとしても、そこにはもうあの懐かしい日本武道館の匂いも、空気も、景色も、残念ながら残っていないことだろう。この公演は私たちがポールと一緒に過ごすことができる、“あの場所”での最後のレジェンダリーコンサート(ポール自身の言葉)になってしまうのだ。そう考えただけで、私の涙腺は今からゆるゆるになってしまう。

2017年3月10日

音楽評論家・作詞家

湯川れい子

■星加ルミ子コメント

『あれから51年たちました』

51年前の1966年、ザ・ビートルズが、初めてにして最後の日本公演を行いました。ブドカーン(日本武道館)がコンサートに使用されたのもこれが初めてで、以後海外のミュージシャン達の間でも日本武道館は有名になり、日本で公演するならここと指定するミュージシャンも少なくなかったと聞いています。

来日前年に、私はロンドンで4人を取材することができました。この初めての会見で、私がいちばん印象に残っているのは、ポール・マッカートニーのズバ抜けたかわいらしいルックスでした。思わず息をのんだほどです。しかも、私の会見に率先して協力してくれたことに、心底ノックアウトされたものでした。よくしゃべり、よく笑い、細やかに気遣いをしてくれたのは、このときだけではありませんでした。

来日前年から解散の1970年まで、毎年ザ・ビートルズを取材していましたが、いつどこで会っても、ポールは初めてのときと同じように接してくれました。「おや、今日はミニスカートだね」とか「君、もうロンドンに住んでいるの?」とか軽いジョークでからかわれたものです。

ポール・マッカートニーが今もすばらしい才能と魅力を見せていることに心底勇気づけられているのは、私ひとりではないことでしょう。ポール、あなたこそ真の“アーティスト”です。

2017年3月10日

元ミュージック・ライフ編集長

星加ルミ子



ライブ情報



ワン・オン・ワン ジャパン・ツアー2017

04/25(火)東京・日本武道館

04/27(木)東京・東京ドーム

04/29(土)東京・東京ドーム

04/30(日)東京・東京ドーム

日本公演公式サイト

http://oneonone-japantour.jp/

ポール・マッカートニー UNIVERSAL MUSIC JAPAN公式サイト

http://www.universal-music.co.jp/paul-mccartney/