イタリア東海岸アンコナ近郊の高速道路で起きた架道橋崩落事故の現場。伊国家警察提供(2017年3月9日提供)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イタリア東海岸アンコナ(Ancona)近郊で9日、高速道路の上に架けられた橋が崩落する事故があり、下敷きになった車に乗っていた夫婦が死亡した。警察が発表した。同国では4か月前にも同様の崩落事故が起きており、事故原因をめぐる議論が巻き起こっている。

 死亡したのは、それぞれ60歳と54歳の夫婦。崩落した架道橋は補修工事の最中だった。当局は過失致死の疑いで捜査を開始。インフラ・運輸省も独自調査の実施を発表し、現場に検査官を派遣した。

 同国では昨年10月28日にも、ミラノ(Milan)とレッコ(Lecco)を結ぶ幹線道路に架道橋が崩落する事故が起き、下敷きとなった車の男性(68)が死亡していた。橋には複数の大きな亀裂が見つかっていたが、役所の不手際によって閉鎖が遅れたことが事故につながったとみられている。

 9日に起きた橋崩落の詳しい経緯は不明だが、新たな死亡事故の発生を受け、同国ではインフラの状態をめぐる議論が勃発。また、昨年後半に起きた3度にわたる大地震の後に橋やトンネルの適切な検査が行われているか否かについての疑問も浮上している。
【翻訳編集】AFPBB News