昨年、Appleが10億ドル(約1,150億円)を出資して話題を集めたライドシェアサービスのDiDiが、Apple本社近くに、人工知能を用いた自動運転関係の研究施設を設置する、と米メディアRecodeが報じています。

Apple本社の近くに研究施設を設置!

DiDiは、「中国版Uber」とも呼ばれていましたが、Appleからの巨額出資を受けた後、「本家」Uberの中国事業を買収し、一気に中国最大のライドシェア事業者となりました。
 
DiDiが進出するのは、Appleの新旧本社があるクパチーノからも近く、Googleが本社を構えるマウンテンビューです。DiDiにとっては、初の中国以外の拠点となります。
 
DiDiは、Googleの自動運転自動車部門Waymoのソフトウェア技術者などを引き抜いており、自動運転技術に強い関心を持っているのは明らかです。
 
シリコンバレーへの進出は、自動運転に不可欠な人工知能やソフトウェア関連の人材を求めての動きと言えるでしょう。

自動運転の研究を行っていることを明かしたApple

昨年5月、AppleによるDiDiへの巨額出資が報じられた際は、Appleによる自動車開発の可能性も噂されましたが、Appleは夏に自動車関連の技術者を大量に解雇しており、開発の中心をソフトウェアに移したと見られています。
 
Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、昨年の出資発表後、DiDiのCEOと一緒にApple Storeを訪問するなど、行動を共にしています。
 
Appleは昨年12月、アメリカの運輸当局に提出した意見書で、自動運転の研究開発に重点的に投資していることを明かしています。
 
また、今年1月にはアメリカ政府の自動運転車に関する有識者会議メンバーにAppleのリサ・ジャクソン副社長(環境・ポリシー・ソーシャルイニシアチブ担当)が就任しています。

 
 
Source:Recode, MacRumors
(hato)