8日、腐敗や汚職撲滅に取り組む国際非政府組織「トランスペアレンシー・インターナショナル」はこのほど発表した最新報告書で、アジア・太平洋地域ではここ1年間に、約9億人が公務員や官僚に賄賂を贈ったことが分かった。資料写真。

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2017年3月8日、米国営放送ボイス・オブ・アメリカ(中国語電子版)によると、腐敗や汚職撲滅に取り組む国際非政府組織「トランスペアレンシー・インターナショナル」はこのほど発表した最新報告書で、アジア・太平洋地域ではここ1年間に、約9億人が公務員や官僚に賄賂を贈ったことが分かった。報告書は「中国共産党が反腐敗キャンペーンを展開しているにもかかわらず、中国の汚職や腐敗はなお深刻だ」としている。

同組織はアジア・太平洋地域の16カ国・地域の約2万人を対象にアンケート調査。同地域内の4分の1以上にあたる約9億人が過去1年間に賄賂を贈っていた。人口あたりの割合ではインドとベトナムが最も高く、回答者の3分の2に達し「教育や医療保健サービスをスムーズに受けるため」賄賂を払ったと述べた。逆に低かったのは日本、韓国、香港、オーストラリアなどだった。

中国では調査対象の26%が「過去1年間に賄賂を贈った」と回答。4分の3近い人が「共産党の反腐敗キャンペーンにもかかわらず、中国の腐敗状況は過去3年間で変わっていない」と答えた。

地域全体で「腐敗は減っている」と答えた人は20%にとどまり、「増えている」と答えた人は40%に達した。3割は「改善していない」と指摘した。「賄賂を贈った」と答えた人の3割は「警察に払った」と回答。収入が低くなるほど「贈ったことがある」と答えた割合は高かった。(翻訳・編集/大宮)