春肌に起こる「顔のくすみ」の救世主!プロがやってるデイリーケア

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鏡を見ると、何だか元気がなさそうに見えたり、さえないし“ドヨーン”とした顔に見える日ってないですか? こんな日はメイクも気分も下がってしまいますよね。この“ドヨーン”顔の原因はくすみなのです。

この”くすみ”にもいろいろなタイプがあります。ターンオーバーの乱れから起こるくすみや、乾燥からおこるくすみ、血行不良によるくすみ、糖化といって肌の中でタンパク質と糖が結びついて黄色っぽくなるくすみ、メラニンの沈着によっておこるくすみなどがあります。

このくすみの中でも春先におこりやすいのが、“乾燥型くすみ”と“血行不良型くすみ”なのです。今回はこの2つのくすみについてビューティーエイジングコラムニストの筆者が紹介します。

乾燥型くすみ

乾燥型のくすみは、“ツヤがない”、“透明感がない”、“キメが乱れている”簡単の言えば、肌がパサパサしていて乾いた状態になるのが特徴です。

原因としては、加齢によるものや、冬の間に肌が乾燥しキメが乱れ、肌の表面が凸凹になり肌のあたる光が乱反射し肌がくすんで見えるのです。

お手入れ方法としては、基本のスキンケア(クレンジング・洗顔・化粧水・乳液・クリーム)にプラスして“保湿美容液”や“ローションマスク”、“保湿パック”などを取り入れて“保湿ケア”をしっかりすることと、肌の水分を逃がさないように乳液やクリームの量を少し増やすなどして、肌の角層部分に水分を閉じ込め、肌をなめらかにすることが大切になります。

保湿に有効な成分としては、“セラミド”、“ヒアルロン酸”、“コラーゲン”、“アミノ酸”などが効果的です。

血行不良型くすみ

血行不良型は、“血色が悪い”、“青黒く(グレー)な肌色”簡単に言えば、元気の無いように見えるのが特徴です。原因としては、加齢や疲労、睡眠不足や冬の寒さなどにより、血行が悪くなって肌がくすんで見えます。

お手入れ方法としては、血行を良くすることが第一です。基本のスキンケアはもちろんのこと、血行を良くするポイントとしては、“マッサージ”がオススメです。マッサージと聞くと、「わぁ!大変そう」とか「めんどくさそう」だとか思う人が多いのでは?

長い時間マッサージをすればいいってもんじゃないんです。毎日1分あれば大丈夫です。簡単なマッサージの手順を紹介します。

毎日できる簡単マッサージ方法

基本はクレンジングを終えた後のキレイになった肌に、マッサージクリームをのばし、両手にもマッサージクリームつけておきましょう。つける量は中指一節分(乾燥している場合は少し多め)です。

優しく、ゆっくり(脈拍の速さ)両手を使って、顔の内側から外側へ、下から上に動かすのが基本の動作です。額は中央に両手を合わせこめかみに向かって螺旋(らせん)を描くように動かします。

鼻や小鼻は上下に、口の周りはあごの中心から鼻の下中心へと動かします。目の周りは皮膚が最も薄い場所なので、ゆっくり優しく目尻から下まぶたを通り目頭に、目頭からまぶたを通って目尻へとクルッと回します。頬の部分は広いので手の平で抱え込むようにあごからエラの方向に、口の横から耳の下、小鼻の横から耳の横、目の下からこめかみへとラセンを描きながらマッサージします。

それぞれ3回程度行うのがベストです。オイルや乳液でも簡単にできるので、やってみて下さい。

また、ホットタオルや入浴、炭酸パックなど有効的です。タバコは血管を収縮させるので控えた方が良いでしょう。有効的な成分としては、“カプサイシン”、“ビタミンE誘導体”、“炭酸”などがあります。

いかがでしたか? 冬から春になるこの時期、保湿と血行促進でツヤのある健康的な肌で晴れやかな毎日を送りましょう!

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※ wavebreakmedia / shutterstock

【筆者略歴】

a.kumi

「コスメライセンススクール広島校」・「Beautystudio Gaiiery」の代表をしており、長年美容業界で携えた知識と技術で年齢に抗うことより心身ともに健康で美しく年を重ねる提案を発信中。