韓国南部・釜山の公文書館からカイヅカイブキを移送する軍のトラック(2017年3月8日公開)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】韓国・釜山(Busan)にある公文書館に植えられていた日本原産の木が、植民地時代における「われわれの魂への抑圧」の象徴だとして、敷地内から撤去されたことが明らかになった。地元当局が8日、発表した。

 先週、国家記録院の施設である釜山記録館から抜き去られたのは、常緑針葉樹のカイヅカイブキ12本で、移植のため海軍施設に運ばれた。海風から敷地内を守る防風樹として利用されるという。

 釜山記録館の報道官は、韓国の歴史家らによれば、当時の日本政府によりカイヅカイブキが各地で植樹され、帝国の隆盛を表すものとみなされていたと説明。「われわれの魂を抑圧するため、日本人の植民地支配者らによって国内各地に植えられた木々を放置することは不適切であり、移し替えることに決めた」と述べた。

 ただ、釜山記録館のカイヅカイブキは、1980年代に植えられたものだという。同施設には王室関係の古文書を含む、韓国の国家的遺産が数多く収蔵されている。
【翻訳編集】AFPBB News