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IDC Japanは9日、ARとVR、および関連サービスの市場予測を発表した。ARはAugmented Reality(拡張現実)、VRはVirtual Reality(仮想現実)の略。IDCの分析では、AR/VR関連市場が2020年に、2016年の20倍以上の規模に拡大すると予測している。

具体的には、AR/VRのハードウェアとソフトウェア、および関連サービスについて、2016年から2020年の合計支出額は、2016年で61億ドルのところ、2017年では139億ドル、2020年には1,443億ドルに上るとする。

2016年から2020年の間で中心となるAR/VR市場はコンシューマ市場で、市場全体の半分弱となる44%・62億ドルを占めると予測。ビジネス領域はコンシューマ市場の後を追う形になるが、なかでも組立製造業と小売業は2017年の合計支出が10億ドルを超える、期待できる市場となる。小売業は2015年から2020年の間の年間平均成長率(CAGR)が238.7%と高く、2020年のビジネス市場では組立製造業を引き離しAR/VR支出でトップに立つと予測する。小売業以外に高い成長性が期待される産業は、交通・運輸(CAGR 233.7%)、ヘルスケア分野(同231.8%)。

2017年に多く投資されると見込まれる用途は、小売業での見本展示(4億6,100万ドル)、製品開発(2億6,700万ドル)、設備のメンテナンス(2億4,900万ドル)。コンシューマー分野では、成長率の高いARゲーム分野。

このほか、AR/VR関連の2017年地域別支出では、米国が43億ドル、日本を除くアジア太平洋地域が26億ドル、西欧がこれに並ぶ25億ドルで続くと予測している。