主人公はメル・ギブソン自身のキャリアと重なる (C)Blood Father LLC, 2015

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 メル・ギブソンの主演最新作「ブラッド・ファーザー」が、6月3日から東京・新宿武蔵野館ほか全国公開されることが決定した。あわせてポスタービジュアルと場面写真も披露され、娘を守るため荒野で戦うジョン・リンク(ギブソン)の雄姿を見ることができる。

 「マッドマックス」「リーサル・ウェポン」シリーズで脚光を浴び、スターとしての地位を確固たるものにしたギブソン。映画監督としても「ブレイブハート」(1995)、「パッション」(2004)、「アポカリプト」(06)が高い評価を得たが、その後は人種差別発言や元恋人へのDV容疑などのスキャンダルにより低迷の一途をたどる。それでも約10年ぶりにメガホンをとった「ハクソー・リッジ」は第89回米アカデミー賞で6部門ノミネート・2部門受賞を達成し、ギブソンの復活を印象付けた。

 今作の主人公は、血なまぐさい世界から足を洗った元犯罪者かつアルコール中毒者であり、現在はトレーラーハウスでリハビリ中のジョンだ。ギャングとトラブルを起こし命を狙われるようになった一人娘のリディアを守るため、これまで培ったアウトローのサバイバル術を駆使して敵を迎え撃っていく。ジョンの姿は、栄光と苦境を経て再起を遂げたギブソン自身と重なり合う。

 「ザ・タウン」「ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス」のピーター・クレイグが原作を手がけ、「アサルト13 要塞警察」のジャン=フランソワ・リシェが監督を担当。荒野でのサバイバルアクション、フィルムノワールのようにスタイリッシュな世界観、贖罪に身を焦がす父親のドラマを融合させた。キャストには「はじまりへの旅」のエリン・モリアーティ、「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のディエゴ・ルナ、「ファーゴ」ウィリアム・H・メイシーらが名を連ねている。