筒香が笑った! いつも真面目顔をニコリともさせない筒香が、7回にツーランホームランを打って、ベンチ前に並んだ侍ジャパンの選手たちの出迎えを受けハイタッチする間、白い歯を見せて笑ったのだ。ホッホー、珍しい。 筒香嘉智も笑うんだ!
試合そのものは大味で締まらなかった。特に則本昇太投手が3イニング目の7回に突然崩れて以降は、乱打戦ぎみで時間ばかり食った。2月28日の台湾戦、侍ジャパン壮行試合でも書いた通り、監督の小久保裕紀が凡庸差配で、もっとスマートに終われるはずがいたずらに時間を使った。例えば、解説者で喋っていた原辰徳が、シビレを切らしたように采配に疑問を呈したのは8回である。2、3塁に走者を残して投手を平野佳寿から秋吉亮に交代させた場面である。
「ここで代えるのは疑問だ。たとえ打たれても、平野は2アウトを取っているのだから、このイニングの最期まで投げさせるべき」と言った。見ていた筆者もイニング最後の打者で、ランナーを2人も残して交代させるのは支離滅裂だと思った。得点差があった場面で引っ込められた平野は次回から自信をなくすだろう。案の定、突然登板した秋吉は打たれて2点を献上した。自責点が付いたのは平野にではあるが、秋吉投手にも、明日以降の不安材料になった。
まあ、大味な乱打戦(安打11本と14本)ではあったが、初戦に勝ててよかった。解説の槙原寛己、原、黒田博樹らは全員合格!(放送2017年3月7日18時〜)

(黄蘭)