8日、韓国・聯合ニュースによると、韓国ソウルと釜山を結ぶ京釜線の高速鉄道・KTXが、窓ガラスの一部にひびが入った状態で運行していたことが分かった。写真はKTX。

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2017年3月8日、韓国・聯合ニュースによると、韓国ソウルと釜山(プサン)を結ぶ京釜(キョンブ)線の高速鉄道・KTXが、窓ガラスの一部にひびが入った状態で運行していたことが分かった。

韓国鉄道公社(KORAIL)によると、7日午後1時23分に釜山駅を出発したKTX山川(サンチョン)256列車が、14号車の窓ガラス1枚にひびが入った状態でソウルまで運行した。ひびは出発前に確認されていたが、上からビニールをかぶせて応急処置をし運行を強行したという。運行中、問題の窓側の座席は空席としたものの、同車両に乗った乗客20人余りは終始不安におびえることになった。ある乗客は「時速300キロを超える速度で窓ガラスが粉々になるのではないかと怖かった。KORAILの対処はあまりにも安易」と話している。

これに対しKORAILの関係者は「先日釜山に向けて運行中のKTXの窓に石がぶつかったのか、ひびが入った」とその経緯を説明、「釜山駅で安全点検を行った結果、二重ガラスの外側のガラスにだけひびが入っており、運行には支障がないと判断した」と釈明している。

KORAILは先月12日にもソウル発木浦(モクポ)行きのKTX山川列車の窓の外側ガラスにビニールをかぶせたまま運行、2015年4月のKTX湖南(ホナム)線開通時には、ロックが壊れたウォッシャー液の注入口を粘着テープで固定した状態で運行し、波紋を呼んでいた。

これを受け、韓国のネットユーザーからは「何を考えてるんだ。事故でも起こったら誰が責任取るつもり?」「速く走ることばかり考えていて、再発防止のための徹底した点検はしない」とKORAILの対応を非難するコメントや、「韓国クラスになるとやっぱり違う」「ついに中国を超えたか」とずさんな処置を嘆くコメント、「粘着テープは最強だな」「粘着テープはもともと航空部品用のテープとして開発された。だからウォッシャー液の注入口を粘着テープで止めたのは適切な応急処置」と粘着テープの強度を主張するコメントなど、さまざまなコメントが寄せられている。

その他にも、「相変わらずの安全不感症。セウォル号事故は依然として進行中」「ここまで安全を無視する国もないと思う」「国民が死ぬのが当たり前のことになったのか…」と韓国国民の安全意識の低さを指摘するコメントもあった。(翻訳・編集/松村)