イラク政府軍がモスル市内に進攻しイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」と戦闘を繰り広げる中、同市から退避する子どもたち(2017年3月8日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イラク北部の都市モスル(Mosul)をイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」から奪還する作戦をめぐり、米国防総省の高官は8日、ISの最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者が市内から脱出していたと明らかにした。政府軍による包囲前に同市を離れた後、戦闘の統制権限は現場の指揮官らに委譲したとの見方を示している。

 高官は記者団に対し、バグダディ容疑者が政府側によるモスルへの攻撃が始まる前のある時点までモスルにいたことは分かっているとした上で、「われわれがモスルと(同市の西に位置する町)タルアファル(Tal Afar)」を孤立させる前に彼は去った」と語った。

 その上で、バグダディ容疑者について「戦略の大まかな指針を与え、現場の指揮官らに任せたようだ」と述べ、モスルでの戦闘の展開に戦術面での影響力は行使していないとみられると説明した。

 米軍特殊部隊をはじめとする複数の組織がバグダディ容疑者を捜索している一方、IS掃討に向けた米主導の有志連合は現場の指揮官らの殺害に重点を置いている。
【翻訳編集】AFPBB News