ゴールこそなかったエースの小川だが、力強いポストワークで起点に。終始その存在感は際立った。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

写真拡大

[トレーニングマッチ/U-20日本代表 2-0 FC東京/小平G]

 その存在感は、やはり際立った。

【PHOTO】PKと久保のゴールでU-20日本代表候補がFC東京に勝利

 不動のエース・小川航基(磐田)は、FC東京とのトレーニングマッチで2本目から出場。力強いポストワークで基準点となるだけでなく、果敢に相手DFの背後を狙いチャンスに絡むなど、攻撃を活性させた。

 前線で2トップを形成した久保建英(FC東京U-18)との好連係も光り、7分には右サイドを突破した原輝綺(新潟)のクロスを受けた流れから久保の得点をお膳立て。そして40分には、久保からの絶妙なスルーパスを受けて、GKとの1対1の場面を迎える。

「ちょうどいいタイミングと質でパスを出してくれたので、あとは決めるだけでした」

 右足で放ったシュートはGKの好守に阻まれ得点にはならなかったが、久保との連係には「良い関係が築けている」と一定の成果が出始めていることを強調。
「試合前、宿舎にいる時やアップの際にも、『こういう動きをするから、ここに出してほしい』とか、『ここに落とすから、タイミングよく顔を出してくれ』といった話はできていた」
 そうした密なコミュニケーションが、好連係につながった。

 もっとも、FWとして結果を出せなかった事実は反省点だろう。所属する磐田で開幕から2試合ともベンチ入りさえ逃している状況にも触れ「本当に悔しい」と唇を噛むが、気持ちを切り替えアピールに燃えている。

「下半身のトレーニングだったり、前線で踏ん張るところは取り組んでいるところなので、その成果がどんどん出てくればいい」

 チーム随一の勝負強さで勝利に貢献してきたエースストライカーの意地に期待したい。

取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)