花粉症「舌下免疫療法」が効かない人がいるのはなぜか

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今年もつらいスギ花粉症シーズンがやってきた。花粉症を根治させる「切り札」として舌下免疫療法が期待されているが、残念ながら「効かない人」もいる。どんな人には有効なのか、どんな治療なのか、詳細を相模原病院アレルギー科の谷口正実医師に聞いた。(医療ジャーナリスト 木原洋美)

効く人と効かない人を
見極めることが大事

 本来、嬉しいはずだった春のポカポカ陽気を歓迎できない。花粉症に苦しむ人の割合は、ほぼ40%(成人の場合)に達しているらしい。

 止まらないクシャミと鼻水、取りだして洗いたくなるほど痒い目、最新の市販薬を飲んでも効かないばかりか、眠気とダルさがつらすぎる毎日に、「来シーズンこそは、舌下免疫療法を試してみよう」と決意している人は多いことだろう。

 舌下免疫療法とは、花粉症を引き起こすアレルゲンである花粉エキスを、ごく微量ずつ、毎日投与し続けることで、花粉アレルギーを起こさないような機序(アレルギー反応を遮断する抗体など)を誘導し、結果として身体を花粉に慣らしアレルギー症状を和らげるという治療法だ。

 花粉症治療の切り札として、2014年から保険適用になった。しかし、その歴史は欧米で100年以上と長く、実績がある。

 花粉飛散時期に開始するとアナフィラキシーなどの副作用が出やすいため、スギ花粉症では花粉飛散が終了した6月頃から始めることが重要だ。

 最低2年〜4年継続する必要があるが、「効く人には本当に効く、根治性が見込める、もの凄くいい治療法です」と、相模原病院アレルギー科の谷口正実医師は説明する。

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