8日、海外網によると、米国を訪問している台湾の馬英九前総統が「台湾は本土に統一は不可能と思わせてはならない」と語った。写真は馬前総統。

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2017年3月8日、海外網によると、米国を訪問している台湾の馬英九(マー・インジウ)前総統が「台湾は本土に『統一は不可能』と思わせてはならない」と語った。

中国の国務院台湾事務弁公室の張志軍(ジャン・ジージュン)主任が6日に「台湾独立の道のゴールは統一だ」と語ったことについて、馬前総統は「台湾独立は戦争を意味する、ということを言いたかったのだと思う」とした。そのうえで、「今、台湾では民進党でさえとても慎重になっている。近ごろ民進党が公民投票法の条件を引き下げようとする動きを突然ストップさせたのは、それが実質的な台湾独立につながり、非常に危険だと分かっているからだ」と語り、多くの台湾人が台湾独立は危険であることを理解しているとの認識を示した。

インタビューを行った香港メディア・中評社によると、馬前総統は「本土が台湾人民を引き付けるようなものを提供できるようになった時、台湾人民は統一に向けた協議が始まると考えるかもしれない。その条件が整うまでに、本土に統一は不可能だと思わせてはいけない。だから在任時に本土の学生を台湾に多く呼び寄せて、双方の人民の考え方を近づけようとしたのだ。時間はかかるが、30年、50年前に比べて大きく近づいた。これは良いことであり、続けるべきだ」と語ったという。

一方、海外網は前後の文脈を省いたうえで「台湾は本土に統一は不可能と思わせてはならない」という一節のみを馬前総統の話として報じた。馬前総統はまた、2008年から2016年までの総統在任時に「統一も独立も武力行使もしない」との姿勢を掲げてきたが、現在もその考え方に変わりがないことを明らかにしている。(翻訳・編集/川尻)