8日、韓国メディアによると、海底に沈んだままになっている旅客船セウォル号の船体引き揚げのために必要な技術的な準備が事実上完了したことが分かった。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はセウォル号事件に関する韓国の報道。

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2017年3月8日、韓国・YTNによると、14年4月に沈没してから海底に沈んだままになっている旅客船セウォル号の船体引き揚げのために必要な技術的な準備が事実上完了したことが分かった。

セウォル号の船体の下には台座の役割をするリフティングビームが設置され、両側には引き揚げるためのワイヤー62本が取り付けられた。残るはワイヤーを海上クレーンに繋いで船体を引き揚げた後、半潜水式船舶に載せる作業のみとなった。

海洋水産部のキム・ヨンソク長官は「今月中旬までに海上クレーンと半潜水式船舶が現場に到着し、引き揚げの準備が完了する」とし、「早ければ4月初旬に引き揚げ作業を開始する」と明らかにした。引き揚げ作業が開始されてから完了するまでには約15日かかるとみられている。また、海洋水産部は合同収拾本部を設置し、行方不明者9人の捜索に当たる計画も明らかにした。キム長官は「苦しみの中にいる行方不明者の家族のため、政治状況など外部の変化は考慮せずに引き揚げ作業を実施する」と強調した。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「3年もかかった理由が知りたい。1人でもいいから見つかりますように」「なぜこんなにも時間がかかったのか、なぜ船体に穴を開けたのかについて徹底的に調査してほしい。不正だらけの韓国政府を信じられない」「『引き揚げる予定』は聞き飽きた。引き揚げに成功したとのニュースが見たい」など、作業の遅さに疑問を示す声が多く寄せられた。

その他、「そもそも引き揚げる意味があるの?どうせ何も見つからない。税金の無駄遣いだ」「引き揚げ作業中にまた犠牲者が出そう」「朴大統領の弾劾裁判が大詰めを迎えている時に引き揚げ準備完了のニュース。タイミングが良すぎない?」などと指摘する声や、「セウォル号が数百人を飲み込んで沈没する間、大統領は寝室から出てこなかった」「引き揚げられたセウォル号を見ても、朴大統領は何も感じないのだろう」など、セウォル号沈没当日の行動が明らかになっていない朴大統領への批判的な声もみられた。(翻訳・編集/堂本)