「わたしまで愛してもらえているみたい」幸せそうに笑う黒木華

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 映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』プレミアム上映イベントが7日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、岩井俊二監督、黒木華、Coccoが登壇した。2016年3月に公開されてから、約1年が経過する本作だが、多くのファンに愛されてイベント上映を迎えたことに、黒木は「1年後にまたたくさんの人に会えるのは、わたしまで愛してもらえているみたいで幸せです」と満面の笑みを浮かべていた。

 数々の作品を世に送り出している岩井監督をしても「1年後にこういう上映イベントをするのは初めて。本当に愛されている作品なんだなと思います」としみじみ。その言葉通り、TOHOシネマズ六本木の中でも一番大きい「SCREEN7」は、ほぼ満席で、劇中に登場する“ねこかんむり”をかぶっているファンの姿も多数みられた。

 作品が愛され続けている状況に、岩井監督は「映画を作る仕事をしているのですが、こういう形で皆さんの愛情を見せてもらえる機会は生まれて初めてです。こんなに愛されているのであれば、時々上映会を継続していけたらいいですね」と発言し、会場をあおると「(黒木演じる)七海の誕生日が4月1日なので、その日をこの映画の記念日にして上映会をやるのはどうでしょうか?」と提案。するとCoccoは「いいですね。もし何かあってできなくてもエイプリルフールって言えますからね」と発言し、客席を笑わせていた。

 また本作には、昨年11月にこの世を去った女優・りりィさんも、Cocco演じる真白の母親役で出演している。岩井監督は「(岩井監督が企画・脚本を担当した)『なぞの転校生』というドラマで、異世界からやってくる王妃の役をやられていたんです。すごく印象に残っていて、今回のお話につながった。実は、次の企画もお願いしたいと思っていた矢先の訃報だったんです」と悲しそうに述べると「忘れないことが一番だと思う」と自らに言い聞かせるように語っていた。

 黒木も「ご一緒しているとき、ものすごく神々しくて、七海にとってもガツンとくる芝居をされていたので、もっともっと一緒にお芝居をしたかったです」とりりィさんを偲ぶと、Coccoも「素敵な役者さんという印象だったのですが、シンガーソングライターとしてデビューされたと聞いて、そういう形でも、これだけの役者さんになれるんだと、わたしにとって希望の光でした」と語っていた。(磯部正和)

映画『リップヴァンウィンクルの花嫁』は3月26日に日本映画専門チャンネルにてテレビ初放送