MF森島司(広島)は先制点を挙げた

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[3.8 練習試合 U-20日本代表候補 2-0 FC東京 小平]

 J1デビュー戦で5人抜きからポスト直撃弾を放っているMFが攻撃力でアピールした。MF森島司はサンフレッチェ広島で先発を務めているボランチやトップ下ではなく、U-20日本代表候補では左SHとしてプレー。それでも自分の持ち味であるギャップを突く動きやキープ力を発揮し、先制ゴールも決めた。

 森島は序盤から運動量を増やして、ボールを受ける回数を増加。タッチライン際へ開いてボールを待つのではなく、再三左サイドから中央に潜り込んで、ボールを受ける、捌く動きを繰り返した。そして15分、U-20日本代表候補はMF伊藤洋輝(磐田U-18)を起点とした攻撃からFW岩崎悠人(京都)がスルーパス。DFのギャップを突く動きでPAへ抜け出した森島がGKをかわしに行ったところでファウルを受けてPKを獲得した。

「裏へ抜ける動きというのは意識していた。タイミング良くパスくれたんでそのまま決めたかったんですけど……」と森島。ボールタッチがやや乱れて抜ききれなかったことを反省したMFはPKを一度、FC東京GK廣末陸に止められてしまったものの、跳ね返りを落ち着いて右足でゴールへ押し込んで先制点を奪った。

 この日は「自分の良さはギャップで受けて前向いてゴールに直結するパスだったり、大きな展開でチームのリズムを作っていくことだと思うんで、そういうところをしっかりやる」という持ち味に加えて、局面をブレイクするスプリント、判断良い動きでも勝利に貢献した。J1デビュー戦となった新潟戦では鮮やかな5人抜きからポスト直撃の左足シュート。「あんまり人抜いたりしないけれど、(Jリーグでも)意外とやってみたらできる」と語るように、パスに加えて、ギャップを突く動きやドリブル突破は今後も強みとなりそうだ。

 競り合いで倒されたり、ボールを失うシーンがあったりしたことは反省点だが、内山篤監督はスペースを探す視野の広さなどを評価。課題を改善しながら、強みを発揮し続けてU-20W杯メンバー入りを目指す。左膝に全治5か月の重傷を負ったJデビューイヤーを乗り越えてJ1、U-20日本代表で好プレーを継続。森島は「まずJリーグでコンスタントに試合に出ることを意識していたら技術とか高くなると思う。チームで出ることを意識していきたい」。Jで自信を増しているMFがその自信をさらに深め、成長を遂げて、U-20W杯の切符を掴む。

(取材・文 吉田太郎)


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