チーム2点目を奪ったU-20日本代表候補FW久保建英(FC東京U-18)

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[3.8 練習試合 U-20日本代表候補 2-0 FC東京]

 U-20日本代表候補は8日、都内でFC東京と練習試合(45分×2本)を行った。前半16分にMF森島司(広島)の得点で先制したU-20代表候補は、後半7分にFW久保建英(FC東京U-18)が加点。その後もFC東京の反撃を許さずに2-0の完封勝利を収めた。

 2日間のショートキャンプの最終日となったU-20代表候補は、4-4-2のシステムを採用。1本目のメンバーはGKに波多野豪(FC東京)、最終ラインは右からDF藤谷壮(神戸)、DF板倉滉(川崎F)、DF町田浩樹(鹿島)、DF浦田樹(北九州)、ボランチにMF神谷優太(湘南)とMF伊藤洋輝(磐田U-18)を並べ、サイドハーフは右にMF佐々木匠(仙台)、左に森島、2トップにはFW邦本宜裕(福岡)とFW岩崎悠人(京都)が配された。

 一方のFC東京はFWピーター・ウタカ、MFユ・インス、MF鈴木喜丈、DF小川諒也、DF山田将之、DF柳貴博、GK廣末陸らが先発出場を果たしたが、その他はU-18の選手や練習生がピッチに立つことになった。

 序盤こそ右SBの藤谷の突破や、最前線に入る邦本と岩崎の連係からゴールに迫ろうと圧力を掛けたU-20代表候補だったが、徐々にFC東京にボールを保持される時間が長くなる。なかなかボールを奪うことができずに押し込まれると、ミドルレンジからのシュートを許してゴールを脅かされてしまった。

 しかし前半15分、岩崎のパスを受けた森島がPA内に進入すると、飛び出した廣末のファウルを誘ってPKを獲得。森島がキッカーを務めて狙ったシュートは廣末に弾き出されたものの、こぼれ球を森島自らが蹴り込んでU-20代表候補が先制に成功した。その後はFC東京に決定機を創出されるが、ゴールマウスを託された波多野が立ちはだかる。

 前半20分には後方のパスから抜け出したウタカとの距離を詰めてシュートをストップすると、同28分の相手選手の至近距離からのシュートにも反応してゴールを許さず。さらに同42分には右サイドのクロスから鈴木にゴールを脅かされるが、波多野が横っ飛びのセーブでボールを弾き出し、1本目は1-0とU-20代表候補がリードして終了のホイッスルが吹かれた。

 2本目になると、U-20代表候補は全選手を入れ替える。4-4-2のシステムは変わらずにGKに辻周吾(鳥栖)、最終ラインは右からDF岩田智輝(大分)、DF冨安健洋(福岡)、DF杉岡大暉(湘南)、DF舩木翔(C大阪)、ボランチにMF原輝綺(新潟)とMF坂井大将(大分)を並べ、サイドハーフは右にMF遠藤渓太(横浜FM)、左に針谷岳晃(磐田)、2トップにはFW小川航基(磐田)と久保が配された。

 後半立ち上がりは、最前線に入る小川が体を張って基準点となり、後方の押し上げを促したU-20代表候補が好機を創出。前半3分には久保のスルーパスから小川が抜け出したものの、カバーに入った相手選手に防がれてシュートまで持ち込めず。同6分にはゴール前の混戦から久保が左シュートを放ったが、枠上に外れてしまう。しかし同7分、高い位置でボールを奪取した原が前線まで運ぶと、PA内でボールを受けた小川のラストパスから久保が“自身U-20代表初得点”となるゴールを奪い、U-20代表候補がリードを2点差に広げた。

 その後も攻勢を掛けるU-20代表候補は、後半13分に針谷とのパス交換から小川、同14分には遠藤、久保とつないだボールからオーバーラップした岩田、同18分にはカウンターから遠藤が右サイドを運び、逆サイドでフリーになってパスを呼び込んだ坂井がシュートを狙うも、ネットを揺らすには至らない。しかし、守備陣もFC東京の反撃を許さずに2-0のまま試合終了を迎えた。

 チームを率いる内山篤監督は試合後、2日間のショートキャンプを振り返り、「選手たちが意識高くやってくれている。(5月に行われる)U-20W杯まで良い準備をしたい」と語った。U-20W杯まで約2か月――。今回のトレーニングキャンプに参加しなかったDF中山雄太(柏)、MF堂安律(G大阪)、MF三好康児(川崎F)、MF市丸瑞希(G大阪)、DF初瀬亮(G大阪)ら昨年のAFC U-19選手権優勝メンバーを加え、W杯メンバー入りを懸けたサバイバルレースは続いていく。

(取材・文 折戸岳彦)


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