8日、韓国メディアによると、米ロサンゼルス近郊のグレンデール市に設置された慰安婦を象徴する少女像の前で7日(現地時間)、少女像の撤去を要求する日本政府を糾弾する集会が開かれた。これに、韓国のネットユーザーがコメントを寄せた。写真はロサンゼルス。

写真拡大

2017年3月8日、韓国・聯合ニュースによると、米ロサンゼルス近郊のグレンデール市に設置された慰安婦を象徴する少女像の前で7日(現地時間)、少女像の撤去を要求する日本政府を糾弾する集会が開かれた。

グレンデール市への少女像設置を主導した「カリフォルニア州米韓フォーラム」の主催で行われた集会には、日中韓の民間団体やマイク・ホンダ前米連邦下院議員、グレンデール市内の高校生15人が参加した。

集会は日本政府がこのほど、米連邦最高裁判所にグレンデール市の慰安婦像の撤去を求める意見書を提出したことや、米ジョージア州アトランタへの少女像設置を阻止するためのロビー活動を繰り広げていることを糾弾する目的で開かれた。

日本政府は米連邦最高裁判所に提出した意見書で、「グレンデール市の慰安婦像は日米間で確立された外交方針への妨害、逸脱である」と主張した。また、アトランタへの慰安婦像設置計画が頓挫したのは、アトランタ駐在日本総領事がアトランタの商工会議所や民権人権センター、市庁関係者らと面会するなど、日本が政府レベルで圧力をかけたことが大きく影響したとみられている。

参加者らは「日本政府は今も日本軍性奴隷問題を日韓の外交問題に縮小して考え、約10カ国の数十万人の女性に対して行った国家主導の性奴隷犯罪を否定している」と主張し、少女像撤去のための圧力を中断するよう求めた。

米サンフランシスコへの慰安婦の碑の設置を主導した慰安婦正義連帯(CWJC)の中国系議長は、「日本政府が連邦・州の裁判所での少女像撤去訴訟で敗訴し続けているにもかかわらず、連邦最高裁判所に意見書を提出したことは厚顔無恥な行動」と批判した。カリフォルニア州で中国系女性として初めて裁判官を務めたリリアン・シンCWJC共同議長も、「日本政府は第2次世界大戦で行った性奴隷犯罪を恐れ、真実を隠すだけでなく脅迫までしている」と指摘し、「日本は日韓政府の合意を理由に像の撤去を求めているが、日本政府は真実の前で頭を下げ、心からの謝罪をしなければならない」と強調した。

ホンダ前議員は「安倍晋三首相が今後も歴史の歪曲(わいきょく)と隠蔽(いんぺい)を繰り返すのなら、日本のような民主国家の指導者と認められない」と指摘した。また、エド・ロイス米下院外交委員長は補佐官を通じて書簡を送った。書簡でロイス委員長は「日本政府によるグレンデール市慰安婦像撤去の試みは慰安婦の存在を否定するものであり、容認できない」と述べた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「ありがとう。心で思っていても行動に移すのは難しい」「彼らの言う通り。慰安婦問題は日韓関係ではなく、世界の女性の人権問題だ」「尊敬する。日本が早く謝罪してくれますように」「日中韓の民間団体が協力するのは良いこと。3カ国が普段から仲良くできたらどれだけいいか…」などの応援コメントや、「米国人も守っている少女像を韓国は守れずにいる」「韓国の外交部も見習って」など韓国政府に対する批判的なコメントが多く寄せられた。

その他、「日韓間ではすでに解決した問題なのに」「米国は日韓の問題に口を挟まないでほしい」「なぜ米国に慰安婦像が必要なの?」「生存する慰安婦犠牲者がいなくなったら、どうせすぐに忘れ去られてしまうのだろう」と指摘する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)